クロアチアにある『ドゥブロヴニク』は、アドリア海沿岸のダルマチア最南部に位置する都市です。
「アドリア海の真珠」とも呼ばれる、その街の美しさは言葉で言い表すことができないほど。
実は、ジブリ映画の名作の一つ「魔女の宅急便」のモデルになったと言われている街なのです。

『ドゥブロヴニク』は、14～16世紀には海上交易の中心としてベニス（ベネツィア）と並んで繁栄しました。三方を青く澄んだ海に囲まれ、背後は山。その地形に加えて、高さ25メートル、幅4～6メートルの城壁に囲まれ、まさに難攻不落の街でありました。

8～16世紀に造られた壮大な城壁（総延長約2キロメートル）は、大理石を使用。四隅に円筒状の要塞がそびえ立ち、途中にはいくつもの銃眼つき堡塁があって堅固を極まています。

垂直の断崖に築かれた城壁の上は、歩いて1周できます。眼下のコバルトブルーの海がすばらしく、反対側を見ると赤茶色の屋根瓦の旧市街が大きく広がります。

旧市街を東西に貫くプラツァ通りには、大理石の石畳が敷かれています。特に夜景がすばらしく、息をのんでしまうほどです。

背後のスルディ山（標高412メートル）にロープウェイで登ると、眼下に海と城壁に囲まれた独特の地形が一望できます。

こちらにも『ドゥブロヴニク』に関する記事がありますので、ぜひご覧ください。
【旅行のプロが選ぶ世界のビーチリゾートランキング】第１７位 ドゥブロヴニク(クロアチア)