黄金の環 ～ロシア～

響きわたる鐘の音と中世にタイムスリップ！

モスクワの北東に点在する古都。街を結ぶと、円形になることから『黄金の環』（Golden Ring）と呼ばれている地域があります。古くは、ザリエーシェ（Zalesye）とも呼ばれました。玉ねぎのような屋根の「ロシア正教会」や「修道院」など、どの街にも旅行客を魅了する建築が数多くあります。なかでも「スーズダリ」（Suzdal）は、街全体が歴史的博物館のように美しく、世界遺産に指定されています。通りを歩き、角を曲がるたびに現れる美しい建造物の数と規模には驚かされます。

また、「クレムリン」（城塞）は11世紀創建で、『黄金の環』で一番見事な景観を誇ります。ときを刻む組鐘の音色が静寂のなかに響くとき、中世にタイムスリップしたような気分になるのです。

もっとモスクワ・クレムリンについて知りたい人はこちら！
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【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産１００】８３．モスクワのクレムリンと赤の広場（モスクワ・ロシア）

ワンポイントアドバイス
マトリョーシカ人形の産地セルギエフ・ポサード（Sergiyevo-Posadsky）も『黄金の環』の一部。ボルシチ、ピロシキなどのロシア料理は、なにを食べてもボリューミーで美味しいので、ぜひチャレンジを！

拠点となるモスクワの治安は必ずしもいいわけではないので、防犯意識を忘れないようにしてください。

ウラジーミル・スーズダリへの行き方
黄金の環を代表する都市「ウラジーミル」（Vladimir）。

モスクワからウラジーミルへは、電車で約3時間。

ウラジーミルからスーズダリ（Suzdal）はバスで約1時間で行けます。

スーズダリからモスクワへ戻る場合、バスでも戻れますが、3～4時間かかります。ちょうどいい時間のバスがない場合は、一度ウラジーミルへバスで戻り、そこから電車でモスクワへ戻る方法もあります。
朝早い出発にはなりますが、こうすると日帰りで黄金の環の代表都市を訪ねることができます。