カルタゴ遺跡（Carthage Ruins） ～ チュニジア ～

アフリカのローマ！

紀元前6世紀頃に、北アフリカ一帯からイベリア半島まで支配したフェニキア人の都跡。それが、世界遺産『カルタゴ遺跡』です。
カルタゴを建国したのはフェニキア人という海洋民族で、アルファベットの原型を考えたとされています。

チュニジアの首都・チュニス郊外にあるチュニス湖。このチュニス湖の東岸に、カルタゴ遺跡はあります。今は建造物の形はほとんど成しておらず、遺跡のみが残っています。それでも、チュニジアの観光スポットのひとつとして多くの観光客が訪れる、歴史価値を残す絶景スポットなのです。

紀元前2～3世紀、カルタゴは3回にわたるローマ帝国との戦争に敗れ、国は徹底的に破壊されました。今も残るモザイク模様のカルタゴ遺跡は、一度ポエン戦争で滅ぼされた跡地にローマの植民都市「アフリカのローマ」として再建されたました。

1つめの観光ポイントは「アントニウスの公共浴場」（Thermae Antonini）。この浴場は古代ローマの公共浴場の中で三番目に大きい規模のものです。
また、「円形劇場（ローマ劇場）」は今でも夏になるとオペラが開催され、楽しめるスポットとなっています。その他にも、巨大貯水池なども残されています。

ぜひ、世界遺産の「カルタゴ遺跡（チュニジア）」を訪れてみてください。

知らなきゃソン！旅のヒント
『カルタゴ遺跡』は、長い歴史の争いを見ることができるだけでなく、同時に目の前には美しい地中海が広がる不思議な空間でもあります。
チュニジアに訪れる際には、是非一度は足を運ばれることをオススメします！

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