【一度は行きたい!心ひかれる日本の絶景 50】23. 木更津フィッシュアイ(木更津市・千葉県)

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「キャッツアイ」が先か「フィッシュアイ」が先か?

東京湾の誇大な盤州干潟(ばんずひがた)に、奇妙な目玉がポツンとあります。
木更津市の小櫃川(おびつがわ)の河口がその場所です。
ここ盤州干潟は、「日本の重要湿地500」指定地に含まれる
東京湾に現存する最大級の干潟のひとつです。

古くから航空写真ファンの間ではよく知られている場所で、
木更津フィッシュアイ」と呼ばれています。
なぜかというと、右側を上にすると、アジの干物そっくりに見えるからです。
(ページ下の地図をご参照ください!)

木更津フィッシュアイ」いいネーミングですよね。
誰がいいだしたのかは不明です。
以前、宮藤官九郎さん脚本の「木更津キャッツアイ」という人気ドラマがありましたよね。
このドラマタイトルが先か、もしかして、クドカンの方がこの地名をもじったのか・・・
fisheyeかつて1960年代に、新日本製鐵は木更津に製鉄工場を建設しようと考えていました。 
製鉄事業を行うための条件の1つとして、鉄を冷却するのは海水はNGのため、真水が作れる環境が必要だったそうです。
そこで、小櫃川の流水を冷却水として用いる試みがあり、この池を中心に
海水と淡水の浸透実験を4年間行ったのですが、塩分濃度の高さからこの計画を断念しました。
そのときに建造された施設をそのまま放置し、「浸透実験池」という遺構として残ったのです。
関連施設と思われる巨大なコンクリート遺構も残っています。

となると、廃墟マニアが放っておくはずがありません。
動画や画像でいろいろ報告されているのですが、何しろ、この目玉部分は
二重ドーナツ構造の池で、直径160メートルで中央の池の深さは10メートルもあるそう!
これだけ巨大な上に、まわりは身の丈ほどの葦が茂っています。
目玉はカワウたちが悠々と暮らす楽園になっています。

人がなかなか近づけない干潟の先という場所がら、当時の姿がワイルドな状態のままで残されています。
この遺構は観光化されているわけではないので、近づくのはやや難しいです。
池から400メートルほどの道路脇に遊歩道の入口がありますが、少々わかりにくく、訪問者用の駐車場もありません。

ここの物件は管理されていて、無断侵入や破壊・損壊行為、物品の持ち出し等は法的に禁じられています。
周辺地域を訪問される場合でも、公道上から外見のみを見学するにとどめて、地域の方々に迷惑となる行為はくれぐれも慎むようにご注意くださいね。

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木更津フィッシュアイ

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