【一度は行きたい!心ひかれる日本の絶景 50】41. 幻想的な舞台セット(黒石市・青森県)

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タイムスリップしたようなふしぎな空間!

雪国地方で見られる雁木は、冬の吹雪や積雪の日でも
自由に往来できるように工夫された伝統的なアーケードです。

青森や秋田では、雁木造を「こみせ」と呼んで、
青森県黒石市にも各段に美しい「こみせ道」があります。

一帯は日本有数の豪雪地帯。
吹雪は容赦なく小道までなだれ込んできます。
しかし夜には、まるでタイムスリップしたかのような
幻想的な舞台セットを見せてくれます。

子犬と散歩するおじさんのかたわらを、
学校帰りの生徒たちはキャッキャ笑いながら通っていきます。
大正ロマン風のカフェからもれる灯りも温かい・・・

雪の夜のふしぎな空間です。

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日本の道百選にも選ばれた「こみせ」(小見世)。
黒石市の中町には、藩政時代から今に残るアーケード状の通路が
中町こみせ通り」として、昔ながらの風情を保ったまま残っています。
中町こみせ通り」のように、こみせがまとまった形で残されているのは、
全国的にも類例がないといわれています。

こみせというのは、雪よけの屋根のこと。
夏は暑い日差しを避け、冬は吹雪や積雪から人々を守ってくれる。
そんな先人たちの思いが詰まったアーケード状の通路です。
昔の商店通りだった中町こみせ通りは、買い物に来た人たちのために
自分たちの敷地内にアーケードを作った、人情あふれる通りなのです。

また、国の重要文化財に指定されている「高橋家住宅」や
昔ながらの造り酒屋などが並ぶ風景は、いにしえを彷彿とさせてくれますtakahashike

風情ある通路空間は、通路側に一間おきに並ぶ木の柱の上に、
天井が板張りのひさし状の屋根が載った形でつくられています。
代々受け継がれてきた美しい形と、通る人にいつも快適さを与える空間。
この2つが見事に融合することによって、中町こみせ通りは黒石市全市民の
共有財産として大切に保存されてきたのです。

長さにすると、ほんの数100メートルですが、この通りに凝縮されている歴史を感じることができます。
夏は、浴衣を着てお散歩なんて情緒があって、インスタ映えする写真も撮れるんじゃないでしょうか。

平入りの屋根のラインが、雪国独特の木のアーケード「こみせ」の上に姿を見せ、独特の景観を見せる・・・
こんな絶景が楽しめる、青森県黒石市の中町こみせ通りをぜひ訪れてみてください。

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★『中町こみせ通り』の住所、行き方・アクセス、電話番号、公式ホームページなど

  • 住所:青森県黒石市中町
  • アクセス:
    ※ 黒石ICから車で約10分
    ※ 弘前鉄道弘南黒石駅から徒歩で約10分
  • 規模:市街地の東寄り・南北約350メートル続く中町通り 
  • 電話番号:0172-52-2111(黒石市商工観光部 商工観光課)
  • 公式ホームページ:中町こみせ通り (黒石観光協会)
中町こみせ通り

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