アナタの思い出の映画は何ですか?その映画の何が印象に残っていますか?
今でも名作として名を残している映画の中には、ホテルが登場するものも少なくありません。「あれはどこのホテル?」って思ったこともあるではないでしょうか?
今回は、映画の中に登場したそんな憧れのホテルを映画の内容と共にご紹介!映画の登場人物に思いを馳せて、舞台になったホテルに宿泊することを目的として旅行してみるのも楽しいですね。
++ ホテル・サンタ・カテリーナ ++ (イタリア・アマルフィ)
「アマルフィ 女神の報酬」(2009)
全編イタリアのローマ市内を中心に撮影された邦画。外交官である黒田康作を織田裕二さん、娘を誘拐された旅行者を天海祐希さんが演じられました。映画全編にわたって、とても美しい風景が印象に残っています。
映画のタイトルにもある「アマルフィ」はイタリアの都市で、ユネスコの世界遺産に登録されているアマルフィ海岸の中心都市であり、観光の拠点であります。映画の舞台になったホテルは『ホテル・サンタ・カテリーナ』。アマルフィ海岸を見おろす岩場に建つヴィラで、素晴らしい景色が一望でき、眼下に広がった専用のビーチを利用することもできます。
また、レストランは賞を受賞したことでも有名で、おいしい地中海料理と地元産のワインが堪能できます。
++ ビバリー ウィルシャー ビバリーヒルズ ++ (アメリカ・ロサンゼルス)
「プリティウーマン」(1990)
ジュリア・ロバーツとリチャード・ギア主演で大ヒットした、現代版「マイ・フェア・レディ」。シンデレラ・ストーリーの王道。ルームサービスで超高級シャンパンのモエ・エ・シャンドン・ブリュット・アンペリアルをジュリア・ロバーツがイチゴをつまみながら飲むシーンが話題になりました。
この他にも「ビバリーヒルズコップ」(1984)や「スパイダーマン」(2002)の舞台にもなっています。
『ビバリーウィルシャー ビバリーヒルズ』」は、セレブの街ビバリーヒルズの中でも、特に高級ブランドショップが建ち並ぶ「ロデオドライブ」からすぐの場所にあります。外観、館内ともにエレガントで豪華なヨーロピアン調の雰囲気が漂います。
客室もモダンで格調高く、スパやプールだけでなく、もちろんレストランも充実しているので、優雅で贅沢な滞在が楽しめます。
Beverly Wilshire, Bevery Hills (A Four Seasons Hotel)
++ ベラージオ ++ (アメリカ・ラスベガス)
「オーシャンズ11」(2001)&「オーシャンズ13」(2007)
ジョージ・クルーニーやブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツやマット・デイモンなど豪華スターが集結した犯罪サスペンス。シリーズ1作目はダニー・オーシャンと彼が率いる10人の犯罪スペシャリスト集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑み、シリーズ第3作の「オーシャンズ13」はダニー・オーシャンと彼が率いる12人の仲間たちがカジノを狙う内容となっています。
ラスベガスのシンボルと言っても過言ではない、『ベラージオ』の名物は、ホテル前で繰り広げられる、光と水と音楽が奏でる噴水ショー。この噴水ショーは、数えきれないほどの映画に登場していますが、ホテルが舞台になった映画としてはオーシャンズシリーズがあげられます。
++ インターコンチネンタル カールトン カンヌ ++ (フランス・カンヌ)
泥棒成金(1955)
ヒッチコック監督作品。グレース・ケリーの光り輝くような美しさが存分に堪能できる映画です。宝石泥棒を題材にしたクラシックなサスペンス・ストーリーで、ホテルの洗練された雰囲気と、とびきり贅沢なインテリアが映画にとてもマッチしています。映画公開の翌年、グレース・ケリーはロケ地のひとつであるモナコ公国のレーニエ大公と結婚するんですね。
『インターコンチネンタル カールトン カンヌ』は、カンヌの中心部から東へ約800メートル、ラ・クロワゼット通りに建つ格調高い老舗のデラックスホテルです。20世紀初頭に建造された白いクラシックな建物が印象的。館内には優雅なインテリアが配され、贅沢な時間を過ごすことができます。
InterContinental CarltonCannes
++ リッツ パリ ++ (フランス・パリ)
ダ・ヴィンチ・コード(2006)
ダン・ブラウンの小説ダ・ヴィンチ・コードを原作とするミステリー・サスペンス映画。トム・ハンクスが主演で、他にジャン・レノやオドレイ・トトゥなどフランス人有名俳優も多く出演しています。ベストセラーが原作なので、映画館に足を運んだ人も多かったのでは?内容は難解だとの意見も多かったですね。
事件当夜、主人公であるハーバード大学教授(トム・ハンクス)が宿泊していたのが『ホテル・リッツ』なのです。
その他、オードリー・ヘップバーンが主演の「昼下がりの情事」(1957)や「おしゃれ泥棒」(1966)でも、このホテルが使用されています。
『リッツ パリ』は、パリの伝説とも呼ばれる最高級ホテルです。「ココ・シャネル」が35年間、過ごしたホテルとしても有名で、その部屋は「ココ・シャネル・スイート」として、世界中のセレブの憧れの客室となっています。
現在はかつてない3年以上にわたる大規模改装工事が行われていて、2016年に再オープンの予定です。
いかがでしたか?映画の世界をお楽しみいただけたでしょうか?
やはり、憧れのホテルだけあって、どのホテルも豪華で、優雅で、落ち着いた雰囲気にあふれていますよね。だからこそ、映画の舞台になっているんでしょうね。
宿泊するのが難しくても、レストランやカフェを訪れて、雰囲気を味わってみるだけでもいかがでしょう。レストランやカフェに行くだけでも、ホテルの格にあった服装を求められますので、ご注意を。せっかく憧れのホテルに出かけるんですから、思い切りおしゃれして、贅沢な時間に酔ってみましょう!