新・世界七不思議
新・世界七不思議は、世界中からの投票によって決められた、現代版の世界の七不思議です。
すべて現存する世界の七不思議で、訪れることができ、ちなみに、私は①~④には行ったことがあります。
スイスに本拠を置く「新世界七不思議財団」によって、2007年に選出・発表されました。
(*古代の世界七不思議と同様に諸説ありますが、最も有名なものとして紹介します)
また、2011年には第2弾の新・世界七不思議 自然版の選出も行われました。
世界の七不思議にも選出されたエジプトのギザの大ピラミッドは名誉称号を獲得し、
別格扱いとして、新・世界七不思議には含まれていません。
万里の長城は、秦の始皇帝によって北方の匈奴の侵入を防ぐために建造された城壁の遺跡とされていますが、
現在残る万里の長城は明の時代に造られたものです。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
「宇宙から見える唯一の建造物」と称されるのは、現在では否定されていますが、
万里の長城がいかに巨大であるかを表現していると思います。
タージマハルは、インドの北部・首都ニューデリーから鉄道で約2時間の町・アグラにある、
ムーガル帝国皇帝シャー・ジャハーンが、妻ムムターズ・マハルの死を悼んで建設した総大理石のお墓です。
巨大な白大理石の霊廟は、壁面のアラベスク模様、華麗な浮き彫りや透かし彫りなど、
細部まで完璧な芸術作品となっています。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
③イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ
コロッセオ(イタリア)
コロッセオは、ローマ帝政時代に造られた収容人員なんと5万人の円形闘技場です。
その昔この場所で、剣闘士(グラディエーター)と猛獣との死闘が繰り広げられました。
現在は、永遠の都・ローマのシンボルであり、代表的な観光地となっています。
また英語で競技場を指す colosseum やコロシアムの語源にもなっています。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ペトラ遺跡は、ヨルダンの死海から約80Km南に位置し、アカバ湾との間の渓谷にあります。
映画「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」のロケ地として一躍有名になりました。
建造物や彫刻群に古代東方文化とヘレニズム文化との融合が見られる、
世界で最も有名な考古学遺跡の一つです。
遺跡は1日ではとても廻りきれないぐらいの広さですが、
それでも公開されているのは全体の1%ぐらいにすぎないそうです。
ユネスコの世界遺産にも登録されています。
⑤ブラジル・リオデジャネイロのコルコバードのキリスト像
リオデジャネイロのコルコバードの丘にあるキリスト像(ブラジル)
コルコバードのキリスト像は、ブラジルのリオデジャネイロのコルコバードの丘にある巨大なキリストの像です。
1931年のブラジル独立100周年を記念して建設されました。
高さ約40メートル、左右約30メートル、635トンの重量があります。
海抜710メートルの絶壁に聳え立つキリスト像へは、登山電車でリオの景観を楽しみながら頂上まで登ります。
コルコバードの丘の展望台からは、世界三大美港の一つ、リオデジャネイロの素晴らしい景色も楽しむことができます。
⑥ペルーのインカ帝国遺跡マチュピチュ
マチュピチュ(ペルー)
マチュピチュ は、ペルーのアンデス山麓ウルバンバ溪谷に沿った標高2,280メートルの山の尾根にある
15世紀のインカ帝国の遺跡です。当時のインカ帝国の首都はクスコで、さらに高い標高3,400メートルにありました。
山裾からはその存在を確認できないことから「空中都市」とも呼ばれるこの遺跡は、
スペイン人から逃れるために造られた、インカの人々の秘密都市だったと言われています。
発見よりおよそ100年が経ちましたが、文字を使う文化のなかったインカ帝国の遺跡は、未だ多くの謎を残したままです。
⑦メキシコのマヤ遺跡チチェンイッツァ
マヤ遺跡チチェイッツァ(メキシコ)
チチェンイッツァは、メキシコのユカタン半島北部の大地に残る、ユネスコの世界遺産に登録された
古代マヤ文明の代表的な遺跡です。
ジャングルに点在する古代マヤ文明の遺跡の中でも、古代都市チチェンイッツァの「エルカスティージョ」と呼ばれ、
1年に春分と秋分の日の2回、羽を持つ蛇の神(ククルカン)が舞い降りる巨大なピラミッドは特に有名です。
マヤ文明は、天文学の高い技術を誇り、天体望遠鏡もない当時、1年を正確に365、24日と計算し知っていました。
世界の自然七不思議についても少しだけ触れておくと、他と同様に意見の一致は見ていませんが、
最も認知度が高いCNNによってまとめられた世界の自然七不思議は下記の7つになります。
世界の自然七不思議
①グランドキャニオン
②グレートバリアリーフ
③リオデジャネイロの港
④エベレスト
⑤オーロラ
⑥パリクティン火山
⑦ヴィクトリアの滝