このトンガリ屋根の写真を見たことのある方も多いと思います。でも、この建物の名前を知っている人は案外少ないかも。。。

『アルベロベッロのトゥルッリ』は、イタリア南部のアルベロベッロにある世界遺産の登録物件名で、「トゥルッリ」と呼ばれるこの地方の伝統家屋群が対象となっています。

南イタリアのプッリャ州の町アルベロベッロにある2つの地区（アイア・ピッコラ地区とモンティ地区）が世界遺産登録地区となっていて、両地区に合わせて1500軒あまりの「トゥルッリ」が現存しています。
白壁に円錐形の石積み屋根を載せた「トゥルッロ」（複数形が「トゥルッリ」）が多数集まった景観は、まるでメルヘンの世界に入りこんでしまったかのような錯覚に陥ります。

『アルベロベッロのトゥルッリ』は、開拓農民によって16世紀の半ばからの約100年間に建設されました。
「トゥルッリ」は、石灰質の平たい石を何度も同心円状に積み上げたもので、1つの屋根に1つの部屋があります。屋根の数で部屋数がわかるのがおもしろいですね。

このサイトで「トゥルッリ」の記事を掲載しているので、こちらもご覧ください。
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