『アマルフィ海岸』はナポリの南東に位置し、ソレント半島の南岸、サレルノ湾に面した海岸で、「世界一美しい海岸」と言われています。
海沿いに断崖絶壁が続くこの一帯は海岸線が変化に富み、素晴らしい美しさをみせています。地中海的でドラマチックな独自の美しい自然景観がここに広がっています。

「アマルフィ」という地名は、ギリシア神話の英雄ヘラクレスが愛した精霊の名に由来しています。ある日、突然死んでしまった精霊。それを嘆いたヘラクレスが世界で最も美しいこの土地に彼女を葬り、その名を付けたとされています。

そんな『アマルフィ海岸』も、現在は高級リゾート地として有名です。急勾配の斜面に張り付くように広がる街には、迷路のように階段や道が張り巡らされ、整備された近代都市とは違って歴史を感じさせてくれます。

「世界一美しい海岸線」と言われるアマルフィ海岸は、白い石灰岩の断崖絶壁と複雑に入り組む深い入江が続く「ソレント半島」、その南岸はくねくねと曲がる道の連続です。

ビザンチンやイスラム様式が混合するエキゾチックな白い家々が急な斜面にへばりつくように建ち並び、道幅の狭い通りが階段となって街中に張り巡らされています。