【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】19.石造遺跡群・アンコール(カンボジア)
世界最大の石造遺跡群『アンコール』での感動は、参道の正面に『アンコール・ワット』の全景が姿を現した時から始まります。周囲5.4キロメートルの濠に囲まれ、もともとはヒンドゥ寺院だった建物が後に仏教寺院に改修されました。アンコール最大の遺跡で、高さ65メートルの中央祠堂を中心に5つの塔がそびえ立ち、3重の回廊に囲まれています。
回廊壁面には、ヒンドゥ神話をテーマにした数千体もの天女アプサラと女神アヴァダーの精密なレリーフ群が施されています。
『アンコール・トム』は、濠と城壁を巡らせた3キロメートル四方の都城です。中央のバイヨン寺院には、ほほえみをたたえる観音菩薩像が彫られた16もの四面仏顔塔が建っています。
『プノンバケン遺跡』から望む夕景は格別で、夕陽に映える遺跡群が一望できます。
必ず訪れていただきたいのが、赤い砂岩で造られた『遺跡バンテアイ・スレイ』。微笑むデヴァダーのレリーフは「東洋のモナリザ」とも言われています。
これら壮大な遺跡群は802年じゃら26代、600年に渡り栄えたクメール王朝の都跡なのです。
Angkor Wat