自由気ままにのんびり生きている猫。
瀬戸内には猫たちが、本土よりももっと自由に、もっと気ままに生きている島があります。
小さな定期客船でしか行くことができない小さな小さな「青島」。
猫と島の人がひっそりと暮らしている楽園です。
1.瀬戸内海青島は「ネコの楽園」
ネット上で「猫の楽園」と呼ばれているのは、瀬戸内海に浮かぶ「青島」(愛媛県大洲市)です。
ここには、住民が15人ほどしかいないのに、猫は100匹以上暮らしています。
とくに決まった飼い主がいない猫もたくさんいて、島民全体でかわいがって育てているのです。
愛媛県の大洲市、長浜港から定期旅客船「あおしま」にのり、約45分で島に到着。
このあたりは海が荒れやすく、欠航することも珍しくありません。
島にはコンビニどころか自動販売機もなく、猫を見に行くなら、自分の飲食物を準備しておく必要があります。
2.瀬戸内海青島「ネコの楽園」のきままな住人のようす(笑)
1. 船を降りる人を、お待ちしております
港に船が着いたら、まず猫たちがお出むかえ。
あまりに数が多くて、うっかり踏んづけそうになります。
これほどの猫がいるのに、特に動物くさい感じがしないのは、
猫が自分の手入れをよくしているからでしょう。
どの猫も、とても猫らしい顔つきをしています。
2. ごはんちょうだい攻撃に負けないように
青島の猫たちには、決まったエサやり場があります。
猫を見に来る人がそれぞれエサをあげると、食べすぎで具合が悪くなるからです。
特に最近はこれまで以上に観光客がエサをくれるので、食べ過ぎによる体調不良の猫が目立っているようです。
真の猫好きなら、ここはぐっとこらえて、エサやり場でそっと少量あげましょう。
3. 子猫もいます
これだけの猫がいれば、子猫がいてもおかしくはありません。
青島の猫は、とにかく自然。家畜であり、島全体で飼われ、
これほどの数がいるのに自然に生きている。
おそらく、青島のキャパシティがこれだけの猫を受け入れられる広さなのでしょう。
4. お好きに生きています
島には、車や自転車などはありません。島民は歩いて移動します。
猫は自由気ままに歩き回り、車にひかれることもなく、次第に増えていったのです。
青島に猫を見に行く人も、ぜひとも島の時間を乱さないようにお願いしたいですね。