【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】74.チェスキー・クルムロフ歴史地区(チェコ共和国)
『チェスキー・クルムロフ』は、プラハから日帰りできるスポットとして人気を誇る観光名所です。南ボヘミア州の小さな街『チェスキー・クルムロフ』は、プラハから電車だと乗換えもあり、4~5時間はかかってしまい、個人では行きづらい場所なので、ツアーで参加されることをおすすめします。直行バスでも片道3時間かかってしまうのですが・・・
林を抜けると、メルヘンそのものの街並みが広がり、その奥には驚くほど色彩豊かな城の塔が目に飛び込んできます。『チェスキー・クルムロフ』はボヘミアの深い森に守られて、中世から姿を変えることなく、その姿を現在に伝えています。人々はあまりの美しさに、この街を「眠れる森の美女」と呼んだと言われているのです。
濠をなすヴルタヴァ川断崖には、「チェスキー・クルムロフ城」がそそり立ち、その城塞は川に沿ってうなぎの寝床のように延びています。
この「チェスキー・クルムロフ城」は、「プラハ城」に次ぐ規模という、とても大きな城です。大小40もの棟と塔、5つの中庭、大庭園からなります。
中でも、必ず見ていただきたいのが、塔頂上ににあるアーケード状の回廊からの景色です。この塔自体も色とりどりの壁画装飾に覆われていて美しいのですが、160段の階段を登ると、赤い屋根の家並みと石畳を一望できるのです。ヴルタヴァ川が、この街を蛇行しながら1周するように流れていることがわかります。
思わず見とれてしまうフレスコ画の建物が続く、「ラトラーン通り」もぜひ歩いてみてください。
チェスキークルムロフ