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【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】96.ガラパゴス諸島(エクアドル)
『ガラパゴス諸島』は、エクアドル本土の西960キロメートルの赤道直下の太平洋上に浮かぶ、海底火山が噴火してできた60ほどの火山島群で、大きな島だけで20ほど、名前がついている島だけでも123の島があります。
フンボルト寒流の影響で、年中快適な気候となっています。どの大陸にも接した歴史が無く、天敵になるような大型の哺乳類も存在しないため、この島々は、他では見る事の出来ない固有の動植物の宝庫となっています。独自の進化を遂げた小動物の楽園です。若い英国の博物学者のチャールズ・ダーウィンは、島ごとの環境にあわせて独自の進化を遂げた動植物の亜種がとても多いことに着目。
例えば、島の名前の由来となった、現存する世界最古のは虫類「ガラパゴスゾウガメ」は、大きいものになると全長1.3メートル、300キログラムにも達します。このゾウガメには11種もの亜種がいて、島ごとに甲羅が異なります。
これらをヒントに「進化論」を唱え、1859年に「種の起源」を著しました。全長35センチメートルと小さな「ガラパゴスペンギン」は、世界で唯一熱帯に生息するペンギンとして有名です。
その他にも、海の流れに流されないように鋭い爪をもつ「ウミイグアナ」、「アホウドリ」や「アカメカモメ」など、ガラパゴスの名を冠した動植物が各島ごとに生息しています。地球上で最も保護の必要が高いとされ、1978年に『キト』とともに世界最初の世界遺産に登録されました。
ガラパゴス諸島観光は、必ずガラパゴスの専門ナチュラリストガイドが同行します。ぜひ、ガイドから現状を聞きながら、将来的には消えてしまうかもしれない自然の宝の動物達を実際に見てみてください。
美しい島々の自然とユニークな動物達との出会いは、長い時間を使って地球の裏側まで訪れるに値する旅の体験になると思います。