【必見!動画あり】大人女子にオススメ♪ 旅行のプロが選ぶ 世界の絶景100【80】アブシンベル(エジプト・中近東)
アブシンベル ~エジプト~
世界遺産創設のきっかけ!古代エジプトの大神殿!
エジプトの最南端、スーダンとの国境に近い、ヌビアの地に忽然と現れる『アブシンベル神殿』(Abu Simbel)。今から3300年ほど前、古代エジプト新王国時代、第19王朝のラムセス2世が残した最大規模の神殿です。アブシンベル神殿は、「アスワンハイダム」(Aswan High Dam)建築時に水没の運命にさらされましたが、ユネスコが国際キャンペーンを行って救済。1960年代に工事が行われ、元の位置より約60メートル上にそっくり移動されました。この大規模な工事が、ユネスコが世界遺産を創設するきっかけとなったといわれています。
ラムセス2世(Ramesses II)は、古代エジプト最強の建築王として知られています。「カルナック神殿」(Karnak Temple)や「ルクソール神殿」(Luxor Temple)にも自分の像を残していることからもわかるように、自己顕示欲が強かったことが想像できます。大小ふたつの神殿は岩をくり抜いた岩窟神殿。大神殿の4体の巨象が、青年期から壮年期までのラムセス2世のもの(左から若い順)。その高さ20メートル!像の前に立つと、ナイルの果てにこれほどの巨大建築物を造らせた王の強大な権力に驚かされます。左から2番目の像は、紀元前1249年の大地震で半分崩れてしまいました。王の前にはその家族、王の上には日の出を喜ぶ22体のヒヒ像があります。壁面に描かれているのは聖なる船の前で儀式を行う場面や戦いのシーンなど。太古の世界が垣間見られるひとときは、歴史ロマン好きにはたまりません。
妻への愛が形となっている小神殿!
大神殿から100メートル離れたところには、小神殿があります。6体ある像のうち、4体は王、2体は最愛の妻、王妃ネフェルタリ(Nefertari)でし。脇には王子と王妃が配されています。夜には音と光による幻想的なショーが行われ、多くの人でにぎわいますが、観光客の少ない夜明けの時間帯もオススメです。巨大なラムセス2世像は朝日によって輝きを増し、独特なオーラを放ちます。もっとアブシンベルについて知りたい人はこちら!
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【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】87.アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(エジプト)
ワンポイントアドバイス
遺跡観光は屋外にいることが多いので、帽子は必需品。ちり、ホコリも多いので、スカーフやマスクなどもあると便利です。また、足場もよくないので、滑らない履き慣れた靴を持って行くようにしてください。
夜間は思いがけず冷えることもあるので、夏でも長袖の上着を1枚持って行きましょう。
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アブシンベルへの行き方
たくさんの人が参加するアスワン(Aswan)からアブシンベル神殿行きの日帰りツアーは、朝(?)夜中の3時発!アスワンからアブシンベルまで車で約4時間です。ツアーは午前中に終わるため、ライトアップは見ることができません。
飛行機でアブシンベルまで行く場合、ルクソールからアスワンまで約30分、アスワンからアブシンベルまで約40分です。アブシンベル空港から神殿まで車で約15分ですが、空港発着の現地ツアーに参加される方が多いようです。