キリマンジャロ国立公園（Kilimanjaro National Park） ～タンザニア～

赤道直下なのに万年雪と氷河！

灼熱の地のイメージが強いアフリカ、それも赤道直下に、万年雪と氷河を抱く山があると聞くと、ちょっと驚きませんか？

ヘミングウェイの小説「キリマンジャロの雪」でも知られる『キリマンジャロ』（Kilimanjaro）は、標高5895メートルのアフリカ最高峰です。山脈に属さない独立峰としては世界一の高さを誇ります。
氷河が壁となって、屹立する山頂部に直径2.2キロメートルの二重の火口がある、なだらかな山容のコニーデ型火山です。

東西約50キロメートル、南北30キロメートルに広がっていて、西からシラ峰（3962メートル）、キボ峰（5895メートル）、マウェンジ峰（5149メートル）の3つからなり、南東部には巨大なカルデラがあります。

中央にあるキボ峰が最高峰で頂上はスワヒリ語で『独立、自由』を意味する「ウフル」と呼ばれていて、1961年の独立を記念して命名されました。

ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「キリマンジャロ（タンザニア）」を訪れてみてください。

知らなきゃソン！旅のヒント
今も噴煙を上げる活火山への登山は、6000メートル近い高峰にしては比較的容易で、キリマンジャロはベテランの登山家でなくても挑戦可能な世界で最も高い山と言えるかもしれません。

子供や初心者でも登頂の可能性がある一方、ベテランでも高度順化に失敗すると登頂できないこともあります。高山病と極寒で断念する人も半分に達するといわれています。

キリマンジャロは「誰でも登れる山」ではなくて、「誰でも挑戦できる山」なのです。登山を考える方は、十分な準備が必要だということをくれぐれもお忘れなく。

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