熊野古道ビギナー必見!世界遺産・熊野古道のおすすめルート・コースをご紹介!

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「紀伊山地の霊場と参詣道」の参詣道の一部として
2004年に世界遺産(文化遺産)に登録され、
自然崇拝の聖地として、国内外からの注目を集めている熊野古道。

興味はあるけれど、まだイメージが掴みきれていないというあなたへ、
熊野古道とおすすめのコースについて、詳しくご紹介します!

1.熊野古道とは?

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熊野古道とは、熊野三山と呼ばれる、
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社へと続く参詣道の総称で、
紀伊半島南部に位置します。
古来より神々の宿る所として崇められ、熊野へ詣でる人が今日まで後を絶ちません。
奈良時代に書かれた日本書紀にも、神話の舞台として熊野の名が記載されています。

2.熊野古道の魅力 

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熊野古道の魅力を理解するには、
熊野三山を目指した古代からの巡礼者達に思いを馳せ、
大自然の神聖さを肌で感じながら、
参詣道を自分の足で歩いてみることに尽きるのではないでしょうか。
この辺り一帯は「再生の地」としても知られ、
歩き終わる頃には、生まれ変わったような気持ちにもなるかもしれません。

3.どんな格好で行くのが良い?

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湿気の多い熊野古道を歩く時は、
年間を通して長袖・長ズボン+帽子が基本です。
夏場は暑くなった時に脱げるよう、下に半袖シャツを着ておくのもいいですが、
半袖のままでいると虫に刺されるので、要注意(半ズボンも同様)。
全国でも有数の降雨多量地域なので、雨よけの合羽などを携帯すると良いでしょう。

季節と服装例

  • 春と秋:長袖シャツ、長ズボン、帽子、雨具(合羽など)、上着
  • 夏:長袖シャツ(半袖シャツ)、長ズボン(半ズボン)、帽子、雨具(合羽など)
  • 冬:長袖シャツ、長ズボン、帽子、雨具(合羽など)、ウインドブレーカーや防寒着

靴についての注意点など

苔の生えた石畳を歩くこともあるので、
すべりにくく、靴底のしっかりした歩きやすい靴をお履きください。
また、靴下は厚手のものをおすすめします。
そして夏場は特に、飲料水の持参をお忘れなく。

4.熊野古道おすすめモデルコース 

熊野古道にはいくつかのスタート地点があるので、
今回は中でも初心者にやさしいスタート地点をご紹介します。
まずはこのルートで、熊野古道デビューをしてみてください♪
写真は、今回のスタート地点「夫婦杉」です。

樹齢800年の夫婦杉からスタート

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初めての方におすすめなのは、
大門坂駐車場前から夫婦杉を通り
大門坂→表参道から熊野那智大社那智山青岸渡寺
那智の滝をみるウォークコース。
熊野古道の中でもよく知られた風景が集結しており、
距離約2.5km、所要時間は2~3時間という、初心者でも挑戦しやすい道のりです。

続いて大門坂の石畳

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夫婦杉を抜けると、
熊野古道の代表的存在といえる大門坂が約600m強続きます。
入り口付近には、熊野九十九王子最後の王子社である多富気王子が、
その傍らには夫婦杉と同じく樹齢800年の大楠木がそびえ立っています。
写真のような平安衣装は、夫婦杉の手前にある大門坂茶屋で借りることができます。

■ 基本情報

  • 名称: 大門坂
  • 住所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
  • アクセス:
    【電車の場合】紀伊勝浦駅前発(熊野交通バス)那智山行20分、大門坂下車。
    【車の場合】国道42号線から県道への入口より約10分。大門坂駐車場あり。

そして熊野那智大社

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土産物屋が並ぶ表参道を上ったところに、
熊野那智大社(国指定重要文化財)の鳥居が見えてきます。
ここから大社に辿り着くまでは、
勾配のきつい石段を上がる必要がありますが、
大社はもちろん、上からの景色も一見の価値ありとの声が多数。
同時に、清々しい達成感も得られるようです。

■ 基本情報

  • 名称: 熊野那智大社
  • 住所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1番地
  • アクセス:
    紀伊勝浦駅から熊野交通路線バス「那智山行き」で約30分、
    終点バス停下車、徒歩15分(石段が続く)。
    駐車場もあり。
  • 公式サイトURL: http://www.kumanonachitaisha.or.jp/

隣の那智山青岸渡寺へ

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熊野那智大社のすぐ隣に、那智山青岸渡寺があります。
那智の滝壺で見つかったとされる、
如意輪観世音像が祀られている本堂は、豊臣秀吉が再建したものです。
境内から三重塔の後方に那智の滝が見える様子は、
絶好の撮影スポットとして知られ、訪れた人々を魅了しています。

■ 基本情報

  • 名称:那智山青岸渡寺(なちさんせいがんとじ)
  • 住所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8番地
  • アクセス:
    紀伊勝浦駅から熊野交通路線バス「那智山行き」で約30分、
    終点バス停下車、徒歩15分(石段が続く)。
    駐車場有。

締めは那智の滝で

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那智の山にある48もの滝のうち「一の滝」と呼ばれるものは、
高さ133m、落ち口の幅13m、滝壺の深さは約10m あり、
一段の滝としては、日本一の落差を誇ります。
熊野神社の別宮となる、飛瀧神社の御神体がこの那智の滝そのもので、
参拝者は滝を拝むことになり、飛沫を浴びるとご利益があるといわれています。

■ 基本情報

  • 名称: 那智の滝
  • 住所: 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
  • アクセス:
    紀伊勝浦駅から熊野交通路線バス「那智山行き」で約30分、
    「那智の滝前」バス停下車、徒歩5分(石段で降りる)
    車の場合は、国道42号線より県道への入口から約25分。

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