【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】14.再現された歴史地区 ワルシャワ(ポーランド・ヨーロッパ)【動画あり】
ワルシャワ歴史地区(Historic Centre of Warsaw) ~ポーランド~
壊滅した旧市街を全市民で再現!
ポーランドの首都ワルシャワ(Warsaw)、ヴィスワ川(Vistula)に面し、城壁で囲まれた旧市街スタレ・ミャスト(オールド・タウン)(Stare Miasto)。その城壁の一角をなす馬蹄型砦は、印象的な赤レンガ造りで、「バルバカン」(Barbakan)と呼ばれています。その中心の旧市街市場広場は、16~17世紀の面影を残す色とりどりの建物に囲まれた、市内で最も美しい広場です。
旧市街は元々は13世紀に建設されました。14世紀には城壁が造られ、19世紀まで首都となっていました。当時はゴシック様式や新古典主義様式などの歴史的建築物が多く立ち並び、その美しさから「北のパリ」と呼ばれていました。
第2次世界大戦で約8割が瓦礫と化してしまいましたが、市民が40年以上もかけてレンガを拾い集め、絵画や絵葉書、写真、地図、図面と市民の記憶を頼りに、専門家だけでなく一般市民も無償で参加し、壁のひび1本まで昔通りに再現した、奇跡の街なのです。
ぜひ、世界遺産の「ワルシャワ歴史地区」を訪れてみてください。
知らなきゃソン!旅のヒント
今日の「ワルシャワ旧市街」はまるで中世の街並みそのものですが、市民全員の不屈の熱意により「レンガのひび割れひとつに至るまで」取り戻したものなので、実際は戦後わずか数十年の歴史しか持っていません。しかし、1980年、ユネスコは街自体の歴史的価値ではなくこうした「街の復興にかける市民の不屈の熱意」を評価し、ワルシャワを世界遺産に登録することを決定したのです。ワルシャワ歴史地区は、人々がこの街並みを忠実に蘇らせたその熱意が評価され、世界遺産に登録された稀有な例です。
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