100年以上も子どもたちを見守ってきた樹!
日本一大きい『ガジュマル』は、沖永良部島の国頭小学校の校庭にあります。
高さは7メートルで、枝幅は22メートルもある大きな傘のような樹です。
このガジュマルの樹、新日本名木百選の一つで、和泊町指定天然記念物にも指定されています。
ところで、『ガジュマル』って聞いたことはあるけど、どんな樹か
あんまり見た記憶がないな~という方も多いと思います。
それもそのはず。『ガジュマル』は、九州では種子島以南の南西諸島でしか、見ることができないのです。
国頭小学校にあるガジュマルは、明治31年に小学校の第1回卒業生が植樹したそうで、
子どもたちを100年以上に渡り、見守ってきたことになります。
この樹にとっても、この校庭はきっとお気に入りの場所だったのでしょう。
ガジュマルの巨樹には、「キジムナー」という妖精が住むと伝わっています。
愛嬌あるまん丸顔で、魚の目玉、しかもとくに左目が大好物!
子どもが投げたボールが枝に引っかかったとしても、キジムナーが投げ返してくれるかも??
ところで、『沖永良部島』(おきのえらぶしま)って、どこにあるかご存知ですか?
お恥ずかしい話、私は沖縄なんだと思っていました。
沖永良部島は鹿児島県なんですね。
では、沖永良部島へのアクセス方法をご説明しましょう。
東京・大阪方面からの場合、最短ルートは、鹿児島空港で乗継ぎ、沖永良部空港へ。
所要時間は約1時間10分です。
他には、沖縄の那覇空港を経由して那覇港に移動、そこからフェリーで沖永良部島和泊港に到着するルートもあります。
こちらの所要時間は約7時間となります。
また、沖永良部島は、数多くのウミガメが生息していることでも知られていて、
「ウミガメの楽園」としても有名です。
「ウミガメビューポイント」では、多くの双眼鏡が設置されていて、
満潮時にリーフ内側の浅瀬に海藻を食べにくるウミガメを見ることができます。
ここは、ウミガメを身近に観察できる貴重な場所なだけでなく、
美しく壮観な眺めが楽しめ、海の色がとてもきれいな景勝地としても人気です。
★『日本一のガジュマル(国頭小学校)』の住所、行き方・アクセス、公式ホームページなど
- 住所:鹿児島県大島郡和泊町国頭2904
- アクセス:
(1) 沖永良部島空港より車で約7分。
(2) 和泊港から車で約10分。 - 営業時間:国頭小学校開放時
- 料金:無料
- 公式ホームページ:日本一のガジュマル (おきのえらぶ島観光協会)