桜の名所知ってますか?日本の『三大桜と五大桜』『桜の三大名所』『三大夜桜』の魅力と人気スポットをご紹介!
みなさんは桜の名所と聞くと、どこを想像しますか?
また、日本の三大桜というものをご存知ですか?
一般的に知られているものとして「三春滝桜」・「山高神代桜」・「梶尾谷薄墨桜」があります。
知っている方も知らない方も誰もが見れば、一瞬でその美しさに惚れこんでしまうほどです。
そこに「石戸蒲桜」・「狩り宿の下馬桜」の二つが加わったものが、『日本の五大桜』なのだそうです!
日本の花を堪能したい時にはここ!
素晴らしい輝きを放っている桜が、今、有名で注目を浴びています。
今回は、多くの人を集める桜の名所『日本の三大桜』『日本の五大桜』『桜の三大名所』『三大夜桜』をご紹介します。
『日本の三大桜』と『日本の五大桜』
日本三大桜とは、一般的に「三春滝桜」・「山高神代桜」・「根尾谷薄墨桜」を指します。
これに「石戸蒲桜」・「狩り宿の下馬桜」を加えたものが五大桜と呼ばれています。
日本では古くから愛されれてきた桜ですが、
穀物の神が宿っているとされ稲作神事にも関わっていたとも言われています。
今では日本を代表する花となりましたが、古来は農業の始まりを示す花として「田植え桜」が植えられていたとか。
そんな桜も品種改良が進み、各地で見事なまでの花を咲かせているのです。
1.三春滝桜【福島県】
樹齢1,000年以上と言われる老桜ベニシダレザクラの三春滝桜。
花が下に向かって流れ落ちるように咲くことからついた「滝桜」は、1922年に国の天然記念物に指定されました。
満開時は、ピンクの滝がこぼれ落ちます。
周辺は遊歩道が整備されているので、散歩がてら見て歩くのもいいですよ。
この見事な桜は、昼と夜では異なった顔をみせてくれるのはご存じでしょうか?
夜桜の美しさを一度目にすると忘れられなくなるほどに美しいのです。
ライトアップされた桜は、絵画の如く存在感いっぱいに目を楽しませてくれます。
三春滝桜(福島県)の場所、行き方・アクセス、見頃時期、料金など
- 住所: 福島県田村郡三春町大字滝字桜久保
- 行き方・アクセス: JR三春駅から車で約20分
*滝桜シーズン中(4月中旬~4月下旬)JR三春駅から臨時バス滝桜号(有料)運行 - 観桜料:300円(子供 無料)
- 桜の見頃:4月中旬 ~ 4月下旬
- 電話番号:0247-62-3690(三春町観光協会)
- 参考サイトURL: http://hanami.walkerplus.com/detail/ar0207e25692/
2.山高神代桜(やまたかじんだいさくら)【山梨県】
樹齢は2000年近くあると言われるエドヒガンザクラ。
名前の由来は、ヤマトタケルが東征の際に植えたことからだそうです。
現存する桜としては、おそらく日本最古です。
こちらも1922年に国の天然記念物に指定され、「新日本名木100選」にも選ばれています。
日蓮聖人が訪れた時に、この桜は衰えを見せていました。
哀れに思った日蓮聖人は。この桜がまた美しい花を咲かせられるようにと心を込めて念仏を唱えたところ、
元気になり花を咲かせるようになったとも伝わっています。
「妙法桜」とも呼ばれるのは、この逸話から出だそうです。
【電車】JR日野春駅から車約15分
【車】中央道須玉ICから約15分中央道
- 桜の時期: 4月上旬
- 電話番号: 0551-42-1351 (北杜市観光・商工課)
- 公式サイトURL: http://www.hokuto-kanko.jp/sp/sakura_jindai
眞原桜並木(さねはら さくらなみき)
山高神代桜を観た後で訪れたいのが、眞原桜並木。
牧草地の道路脇、750メートルにも及びソメイヨシノが植えられています。
満開時には、見事な桜のトンネルになります。
南アルプスの残雪と桜吹雪を一緒に楽しめますよ。
土地の発展を願って、昭和40年代にソメイヨシノを植樹されてから、
この見事な桜はこの地に根を生やして多くの人を見守ってきました。
「山高の神代桜」と一緒に楽しむのも、この桜の楽しみ方なのですが、 この近辺には雉が生息しているので運がよければ雉と花見が楽しめるかも知れませんね。
(眞原桜並木(さねはらさくらなみき)の場所、行き方・アクセス、料金、見頃時期など)
- 住所: 山梨県北杜市武川町眞原3567
- 行き方・アクセス:JR中央線「日野春駅」より車で15分
- 料金: 無料
- 桜の時期:4月中旬
- 電話番号: 0551-47-4747(北杜市観光協会)
- 参考サイトURL: http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4875.html
3.根尾谷 淡墨桜(ねおだに うすずみざくら)【岐阜県】
桜なのに「淡墨(うすずみ)」とはなんだ?と思いますよね。
実は、薄墨桜というのはつぼみと散りぎわで花の色が違うんです。
つぼみは薄いピンク色ですが、満開時は白くなり、散る時は薄く墨をはいたような色になります。
樹齢は1,500年以上というエドヒガンザクラ。
淡墨桜はこれまでに何度ももうダメだと言われてきましたが、
そのたびによみがえり危機を乗り越えてきた奇跡の桜でもあります。
腕を伸ばしたようにも見えるこの桜。まるで母親が子供を守るようにも見えませんか?
見事な枝ぶりは、バックの緑をキャンバスに見立て「これでもか」と言わんばかりです。
かなりの老木ですが、まるで不死鳥のように蘇り私たちを楽しませてくれるのです。
淡墨桜がある公園の近くには、「うすずみ温泉」があります。
温泉の多い岐阜県ならではのことですね。
日帰り入浴もできるので、温泉に入って老桜をみた余韻に浸ってみるのもいいですね。
こちらの温泉は、ちょっと変わっていて 「五右衛門風呂」や「弥次喜多の湯」など、
一風変わったお風呂があるんです。
温泉の質も海水濃度が薄くなったものに非常に似通っていることから、
遥か昔の伊勢湾の海水が源ではないかとも噂されているんです!
根尾谷淡墨桜(ねおだに うすずみざくら)の場所、行き方・アクセス、、見頃時期、ライトアップ
- 住所:岐阜県本巣市根尾板所上段995
- 行き方・アクセス:樽見鉄道「樽見駅」から徒歩15分
- ライトアップ:18:40~21:00
- 問合せ先:058-323-7756(本巣市産業建設部産業経済課)
- 桜の時期:4月上旬~中旬
- 参考サイトURL:https://www.city.motosu.lg.jp/sight/usuzumi/
4.石戸蒲ザクラ(いしと かばざくら)【埼玉県】
石戸蒲ザクラは、ヤマザクラとエドヒガンの自然雑種で、樹齢は約800年。
昔は巨樹でしたが戦後から次第に衰え、今では孫生えだけが残りました。
この桜は東光寺の境内にあり、国の天然記念物でもあります。
かつて根元の周りに建っていた板石塔婆群は、境内の収蔵庫に保管されているそうです。
源頼朝の異母弟・源範頼は遠江国蒲御厨生れの為に蒲冠者と呼ばれていました。
伊豆・修善寺に幽閉さ、頼朝に殺されたと伝わっていますが、
実は石戸宿に逃げ隠れて生き延びたのではないかと伝説が残っています。
それに因んで、石戸蒲ザクラと呼ばれるようになったとか。
石戸蒲ザクラのある東光寺から歩いていける距離に日本の氷川神社の総本宮「大宮 氷川神社」があります。
こちらは関東のとても強い土地神さま。縁結び・愛情運や、協調性が大事な仕事運など人間関係についてのご利益があります。
創建は2000年前という由緒ある神社でもあり、祭神は、須佐之男命・稲田姫命・大己貴命の三柱です。
神社の東側には、「御沼」と呼ばれた湖沼があり、龍神が棲んでいると今に伝わっています。
龍神伝説の始まりの地でもあり氷川丸や、戦艦武蔵の祭神にもなっています。
石戸蒲ザクラ(いしとかばざくら)の場所、行き方・アクセス、見頃時期など
- 住所: 埼玉県北本市石戸宿3-119 東光寺
- 行き方・アクセス: 川越観光バス「北里メディカルセンター病院行き」終点下車後、徒歩5分
- 桜の時期: 3月下旬~4月中旬
- 電話番号:048-594-5566(北本市観光協会 生涯学習課内)
- 公式サイトURL: http://www.machikan.com/sights/kabazakura/
5.狩宿の下馬桜【静岡県】
源頼朝ゆかりの桜、狩宿の下馬桜。
昭和27年に国の特別天然記念物に指定された、樹齢800年を超える日本最古級のヤマザクラです。
実はここ、富士山と一緒に桜が見られる絶好のお花見ポイント。
富士と桜、ベタですけど、やっぱりいいですねえ。
「あはれその 駒のみならず 見るひとの 心をつなぐ 山桜かな」これは徳川慶喜がこの桜を見て詠んだ句です。
源頼朝が下馬したことで有名ですが、それ以降も多くの大名の心を掴んだのは間違いないでしょう。
井出家の「高麗門」と桜を楽しんだり、菜の花とのコラボなど色んな角度から美しい桜を楽しんでください。
まわりの田んぼには菜の花が植えられているので、
桜シーズンはピンクの桜と黄色の菜の花があざやかなコントラストを見せてくれます。
景観つくりの為に、この近辺には菜の花がぎっしりと植えられています。
春の贅沢は、桜と菜の花、そして井出家の「高麗門」と3つの素晴らしい景観を楽しめること。
富士山とのコラボも捨てがたいのですがこちらもまた見逃せません!
狩宿の下馬桜(静岡県)の場所、行き方・アクセス、見頃時期など
- 住所: 静岡県富士宮市狩宿98-1
- 行き方・アクセス: 富士急静岡バス「狩宿下馬桜入口」で下車後、徒歩10分
- 桜の時期: 4月上旬or初旬~中旬
- 電話番号: 0544-22-1155 (富士宮市観光課)
- 公式サイトURL: http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/