大阪の観光名所は数多くありますが、
そのうちのひとつ『通天閣』(つうてんかく)を
ご紹介します。
天に通じる高い建物=通天閣
都市の観光名所には、よくタワーがありますよね。
東京には東京タワーやスカイツリー、京都には京都タワー、
そして神戸には神戸タワー。
そして、大阪には『通天閣』があるのです。
塔の高さは108メートル!
『通天閣』は、新世界エリアの中心にそびえる
高さ108メートルの展望塔。
最近では、このエリアの人気観光スポットとして
外国人のお客様も多く訪れています。
最上階(5階)には、特別屋外展望台「天望パラダイス」があり、
周囲に眺望をさえぎる物がないので、大阪の景色が一望できます!
「展望パラダイス」は、地上94.5メートル、
展望回廊直径8.5メートルで、普段立ち入ることのできない特別空間です。
2名から貸切できるので、ここを大切な人への告白やプロポーズの場所に
する人もいるそうですよ
凱旋門とエッフェル塔がモデル!?
初代『通天閣』が建てられたのは、1912年(明治45年)。
新世界のシンボルとして、パリの凱旋門をモチーフにしたビルの上に、
エッフェル塔の上半分をのせたような建設されました。
塔の高さは91メートルという触れ込みで、
当時は東洋一の高さを誇っていたそうです。
ただし、実際の高さは約75メートルだったそうですが・・・
『通天閣』という名前は、「天に通じる高い建物」という意味で、
明治初期の儒学者・南沢南岳によって命名されました。
初代通天閣は火災にあい、解体されましたが、
1956年(昭和31年)、現在の2代目通天閣が再建されました。
高さは103メートル、初代より39メートル高いのです。
知ってトクする!通天閣情報
通天閣に行くなら、これを知っていなきゃソンしちゃう!
という通天閣にまつわる情報をご紹介
大阪のシンボル的な神様 ビリケンさん
通天閣の5階展望台に到着すると、
幸運の神様「ビリケンさん」の像が出迎えてくれます。
このビリケン像、2012年にお目見えした3代目です。
愛嬌のある独特の顔と、足を投げ出して座ったふてぶてしい姿。
「ビリケンさん」(大阪の人たちは親しみをこめて、こう呼びます)は、
古くから世界中で愛されてきた、福の神です。
実は、この「ビリケンさん」、意外にもアメリカ生まれなんです。
ビリケン(Billiknen)は、1908年(明治41年)
フローレンス・プリッツというアメリカの女性アーティストが、
夢で見たユニークな神様をモデルに制作したものと伝えられています。
トンガリ頭につりあがった目という、どこかしらユーモラスな姿は、
たちまち「幸福のマスコット」、「福の神」としてアメリカを始めとし、
世界中に大流行しました。