【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】17.ペルセポリス(イラン)
紀元前6世紀に古代オリエントをはじめて統一し、エジプトからインドまでの広大な領土を有したアケメネス朝の聖都『ペルセポリス』。紀元前331年、アレクサンドロス大王により陥落。街は大炎上し、廃墟となりました。
『アパダーナ』はダレイオス1世が建てた最大の宮殿(110×90メートル)。高さ18メートルの円柱13本が残ります。基壇東側の階段には、ペルシャの王に謁見するためにエチオピアやインド、トルコなど23カ国からの使者が紀元前6世紀~紀元前4世紀当時のその国の服装や牛や馬、壺や特産品などの献上物を携えて行進している朝貢の行列の緻密なレリーフが彫られています。
「牡牛を襲うライオン像」もすばらしい。アルタクセクセス2世の王墓のテラスからは、遺跡の全景が一望できます。
また、双頭の怪鳥「ホマの石像」は、イラン航空のマークにもなっています。
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