『千と千尋の神隠し』の舞台「江戸東京たてもの園」で昔の東京にタイムスリップ・レトロ体験!
小金井公園の中にある「江戸東京たてもの園」は、
江戸から昭和初期までの、文化的価値の高い建物が建ち並ぶ、屋外にある博物館。
ここはなんと、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の舞台となったというのです!
下町中通りから雰囲気バツグン!
江戸東京たてもの園の入り口にあるビジターセンターから、
東の方へずっと行くと見えてくる「下町中通り」。
両脇にずらっと昔懐かしい建物が並び、まるでタイムスリップしてきたみたい!
木造のあたたかさ・色落ちした外装がとても素敵♪
た、下町中通りには”店蔵型休憩棟”があるので、
昭和初期から中期の東京下町の雰囲気を感じながら、
食べたり休んだりすることができますよ。
油屋の舞台となった「子宝湯」
下町中通りをずーっと進んでいくと真正面に見えてくるのが「子宝湯(こだからゆ)」。
昭和4年に建築された銭湯で、足立区千住元町から移築されました。
屋根などに唐破風(からはふ)がほどこされていて、
まるで神社のような雰囲気。玄関には宝船に乗る七福神の彫刻も。
中に入ると脱衣所は折上格天井のつくりでとても贅沢。
さらにペンキ絵やタイル絵、昔懐かしい広告や脱衣かごなども見ることができますよ!
そんなレトロな雰囲気から、
映画『千と千尋の神隠し』の湯婆婆(ゆばーば)が仕切る
湯屋「油屋」のヒントにもされたんだそう。
ジブリファンならずとも、建築やビンテージが好きな方は
ぜひとも訪れたい場所のひとつ♪
釜爺が職場「武居三省堂」
細長い建物の「武居三省堂(たけいさんしょうどう)」は、
昭和2年に建てられた文具店。
当時は千代田区神田須田町にありましたが、
現在は江戸東京たてもの園の下町中通りにあります。
建物自体は、関東大震災後に建てられた看板建築。
”看板建築”とは、かつての伝統的な町屋にかわって洋風の外観を持ったもので、
あまり資金のない商店によって関東大震災後に多くみられる、
店舗兼住居の建築スタイルです。
「武居三省堂」は前面がタイル貼りになっていて、
昭和レトロがとても感じられますね♪
「武居三省堂」の中に入るとこんな光景が広がります!
木の風合いがとても素敵ですよね。
さてみなさん、左側にならぶ”引き出し”に見覚えはありませんか?
この引き出しは、映画『千と千尋の神隠し』に出てきた釜爺(かまじい)が、
そのながい手足を生かして薬草をとっていた引き出しのモデルとなったとのこと。
外見はとっつきにくい、でも心優しい釜爺が本当にあらわれそう♪