- Home
- 世界遺産・絶景, 北米・ハワイ・中南米, 海外情報
- 【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】93.古代都市ウシュマル(メキシコ)
【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】93.古代都市ウシュマル(メキシコ)
『ウシュマル』 (Uxmal) は、メリダから約110キロメートル、メキシコ・ユカタン州にある古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡です。
ウシュマルという地名は、オシュ=マハアルと発音されたと考えられ、マヤ語の研究者の間でその由来について論争がありますが、コロンブス到着以前の古いマヤ語の名称と考えられ、「三度にわたって建てられた町」という意味であるという説が一般的です。
8~11世紀頃の代表的なマヤ遺跡で、楕円錐形をした「魔法使いのピラミッド」は、世界でも稀な優美な曲線を描き、とても女性的な建造物です。
チチェン・イッツァの「エル・カスティーヨ」と並んでマヤでもっとも有名なピラミッドのひとつでもあります。
魔法使いのピラミッドは、高さ36.5メートル、長さ73メートル、幅36.5メートルの大きさのピラミッドで、正面には頂上の神殿へと続く118段の急傾斜の階段が設置されています。
中庭を4つの矩形の建物が囲む「尼僧院」は、壁面をぎっしり埋めつくす幾何学文様などの精緻なモザイク装飾が施されています。
「総督の館」のリズミカルな文様を描く嵌め石の華麗さは、プウク様式とマヤ建築の最高傑作とされています。
『ウシュマル遺跡』には、2万5千人ほどの人々が住んでいたとされています。当時の生活や様子を想像しながら見学するだけでも、楽しめそうな遺跡ですね。
Uxmal