世界３大がっかり観光名所とは
世界３大がっかり観光名所とは、有名な観光スポットだけど、実際に行ってみたら、がっかりした観光地のことです。
一般的には、シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫と言われていますが、
元々誰とはなしに旅行者の間で自然に語り継がれたものなので、
元々誰とはなしに旅行者の間で自然に語り継がれたものなので、
３つについては諸説あり、
シドニーのオペラハウス、ドイツのローレライ、ローマの真実の口などの説もあるようです。
私も初めて聞いたのは、ブリュッセルの小便小僧の代わりにシドニーのオペラハウスが入っていました。
私は全て行ったことがあります。
シドニーのオペラハウスは、立派な建物で、がっかり観光名所と呼ばれる理由が、よくわかりませんが、
それ以外は、思っていたよりも「ちっちゃ」「しょぼ」かったのが、がっかりの主な理由なのではないでしょうか。
シンガポールのマーライオン(シンガポール)
シンガポールのシンボル・マーライオン。
その昔、シンガポールを発見したマレー人の王族が、この島に最初に訪れた際、頭はライオン、体は魚の動物がこの地を治めていたそうです。
そのため、彼らはこの土地を「ライオン（Singa)の都市（Pura)」を意味する「Singapure（シンガプーラ）と名付け、
マーライオンを国の守り神として祀ったという伝説があります。
実はシンガポールには、政府公認のマーライオンが全部で５頭います。
最も有名で多くの観光客で賑わうのは、上の写真の背後に高層ビルが建ち並ぶマーライオンパークのマーライオン。
２つめは、そのすぐ後ろにある小さなマーライオン。
マリーナベイサンズと一緒に写真撮影でき、可愛いと人気があります。
３つめは、セントーサ島にあるマーライオン。こちらは高さ３７ｍあり立派で、
マーライオンの口からシンガポールの夜景を一望することもでき、
19時30分が最終の入場時間ですので、日没後すぐに行くのがおススメです。
４つめは、マウントフェーバーの頂上にいます。と言っても、山頂までは徒歩約20分！
シンガポールの大自然を探索するのも楽しいですし、マーライオンに抱きついて写真を撮ることもできます。
最後５つめは、シンガポール観光庁の敷地内にあるマーライオン。
ほかの４つとは明らかに顔つきや雰囲気が違いますが、
このマーライオンもシンガポール政府が公認したということで、５頭目として数えられています。
そして世界中の観光客をがっかりさせた元祖マーライオンの汚名を晴らすべく作られた
高さ ３７m もあるマーライオンなど５つも作って、まだ人々をがっかりさせてやまないあたり、
世界３大がっかり観光名所の名にふさわしいと思います。
世界３大がっかり観光名所のひとつ、シンガポールのマーライオン。
さぞ素晴らしい物だろうと思って見に行くというよりは、はなっからがっかりすることをわかって訪れるんなら、
５頭のマーライオンを見て回るのを楽しんでみてはいかがでしょうか？
ブリュッセルの小便小僧(ベルギー)
世界一ブリュッセルの小便小僧
小便小僧は世界中どこにでもありますが、
その起源はブリュッセルで、特に「世界３大がっかり観光名所」のひとつとして有名です。
小便小僧の由来には諸説ありますが、
有名な説が悪童ジュリアン少年が爆弾の導火線に小便をかけて消し、町を火事から救ったという英雄伝説で、
この像は「ジュリアン坊や」という愛称で市民から親しまれています。
本物は１９６０年代に紛失し、現在の像はレプリカだそうです。
写真の小便小僧は裸ですが、いろいろな服を着せてもらえ、頻繁に衣装が変わります。
フランスのルイ １５世が小便小僧に衣装を送ったことがきっかけで、今では世界中から衣装が送られてくるそうです。
また小便小僧が出しているのは当然ながら水ですが、
お祭りやイベントの時には、ビールが出ることもあるそうです。
この時、ビールはコップに入れられて観光客や通行人に振舞われます。
でも、ちょっと嫌ですよね。
小便小僧は、エチューブ通りの片隅にあり、うっかりすると気付かずに通り過ぎるくらいのしょぼさですが、
いつも観光客がたくさん集まって記念撮影をしているのですぐに見つかると思います。
（小便少女）
そして、なんとすぐ近くには、あまり知られてはいませんが、小便少女もいます。
女の子らしく、ちゃんと屈んでおしっこをしています。
ついでと言ってはなんですが、せっかくなので、
がっかり観光名所として有名な小便小僧とセットで訪れてみてはいかがでしょうか？
コペンハーゲンの人魚姫(デンマーク)
コペンハーゲンの人魚姫の像
世界３大がっかり観光名所の最後は、コペンハーゲンの人魚姫。
ディズニー映画「リトルマーメイド」のモデルにもなった、
アンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにしたブロンズ像が
デンマークの首都コペンハーゲン市内の海辺にあります。
人魚姫の物語を演じたバレエに感銘を受けた、カールスバーグ醸造所の創立者の息子カール・ヤコブセンが、
人魚姫の像の制作を依頼し、彫刻家エドヴァルド・エリクセンによって制作・公開されました。
それから１００年の歴史の中で、ブラジャーやパンツを描かれたり、赤やピンクに色を塗られたり、
頭や腕を切り落とされたり、また爆破されたりといろいろ不幸な目に晒されてきましたが、
２０１３年８月２３日で１００歳の誕生日を迎えました。
がっかりの理由は、工場が建ち並ぶ景観の良くない海辺に、目立つこともなく小さな像がひっそりと佇んでいるだけ、
というところでしょうか。
また、いたずらや政治・宗教的な理由で、たびたび傷つけられてきたところにもあると思います。
それでもこうして人魚姫が観光客をガッカリさせ続けてくれることに敬意を評して、
一度訪れてみるのもいいのではないかと思います。
ちなみに、大阪湾や名古屋湾にも人魚姫の像のレプリカがあるそうです。
興味のある方は見に行ってみてはいかがでしょうか。
最後に、世界３大がっかり観光名所にたびたび加えられるシドニーのオペラハウスについて、
少しだけ触れておきます。
シドニーのオペラハウスはがっかり観光名所と違い、ちっちゃくもしょぼくもないのに、
がっかりする理由はというと、真っ白なオペラハウスを想像して行ってみると、
汚れて黄ばんでいるような色をしていること、派手な外観の割りに中に入っても内部には特に何もないことです。
今回は世界３大がっかり観光名所から外したので、ライトアップされた美しいオペラハウスの写真を掲載しておきます。
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