最近、テレビや新聞のニュースで日本の空港の愛称名を聞くことが多くなって、思わず「えっ?」と聞き直したくなったことがありませんか?
私自身、「まさか、それって空港名なの?」とビックリしたこともあって、日本のおもしろい空港名を調べてみました。これらは空港の正式名ではなく、あくまでも『愛称』ということなのですが、いやぁ・・・いろいろあるものです。
鳥取砂丘コナン空港:鳥取県
人気アニメの主人公の名前が空港の愛称になったことで、話題になった空港です。
平成27年(2015年)3月1日、鳥取空港が『鳥取砂丘コナン空港』の愛称でリニューアルオープンしたそうです。
確かに「砂丘」は鳥取県の人気観光名所ですが、名探偵コナンと鳥取県??これは、名探偵コナンの原作者である青山剛昌さんが鳥取県出身だという縁から愛称に採用されたみたいです。確かにインパクトのある愛称ですよね。
空港館内のいたる所に等身大のフィギュアやウェルカムサインなど、さまざまな名探偵コナンの装飾が施されていて、さらに隠れコナンまでいるとかいないとか・・・空港での滞在が楽しくなりそうですよね♪
米子鬼太郎空港:鳥取県
これはもちろん『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんで、名付けられた愛称です。ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる先生が、鳥取県境港市の出身であることから、この愛称がつけられたとのことです。
私は境港市の『水木しげるロード』には行ったことがあるのですが、米子空港に鬼太郎の名前がついていることは知りませんでした。
宮崎ブーゲンビリア空港:宮崎県
空港の愛称に花の名前がついているのは珍しいなぁと思って、しらべてみました。
「宮崎」は南国のイメージを持つ人が多いこと、そして宮崎空港に咲く『ブーゲンビリア』をその代表的なシンボルとして、宮崎のおもてなしにしていこうという思いから、この愛称になったそうです。
ブーゲンビリアの花言葉は「情熱」「告白」「あなたしか見えない」だそう。気持ちがあたたかくなる愛称ですよね。
富山きときと空港:富山県
『きときと』とは、富山弁で「新鮮な」という意味をあらわすんだそう。
富山の新鮮な海の幸などの魅力を発信することを目的として、全国で初めて方言を空港の愛称に使用したそうです。
また、富山きときと空港周辺には総合体育センターというスポーツ施設が隣接していて、特にプールは競泳選手が合宿で利用するほどの本格的な施設。5飛行機の待ち時間で汗を流してみる・・・なんてこともできちゃう空港なのです。
出雲縁結び空港:鳥取県
鳥取県で3つめの空港のご紹介です。『縁結び』なんておめでたい愛称ですよね♡
この愛称には、出雲にある縁結びの神様としてで有名な『出雲大社』をはじめ、たくさんの縁結びスポットがあって、空港を利用する方にも「いいご縁」が訪れるようにとの願いが込められているんだそうです。この願いが叶うよう、空港内の様々なところに縁結びスポットが用意されているらしい・・・。飛行機の出発時間まで、縁結びスポットを探し歩いてみるのも楽しいかもしれないですね。
おいしい山形空港・おいしい庄内空港:山形県
今回、私が一番気になった空港が、この2カ所です。『おいしい』???
シンプルでわかる言葉だけど、でも「おいしい空港」って何?って思いませんか?もちろん、愛称の由来を調べてみました。
「おいしい」という言葉には「味が良い」という意味だけではなく、「好ましい」、「見事だ」という意味もあって、「食、景色、祭り、温泉などすべてがおいしい。」そんな思いを込めて、『おいしい空港』という愛称がつけられたそうです。
また、同じ山形県内にある『庄内空港』にも同じ「おいしい」という愛称がつけられています。複数の空港に同時に愛称をつけるのは全国初のことらしく、同じ愛称を使うことで県内外へ山形県のおいしさをアピールすることを目的としているんだそう。
いかがでしたか?いろいろな愛称の空港がありますよね。
「コナン」や「おいしい」は確かにインパクトがあって覚えやすいですが、いったいそれがどこの空港だったかというと・・・
所在地までは覚えられないかも(汗)。
でも、空港内に愛称にちなんだスポットが用意されている空港も多いようなので、実際に訪れる時には楽しみが増えるかもしれませんね。
今回ご紹介できなかったけど、他にもその場所の観光名所や有名な人物の名前を使用した愛称の空港がたくさんあるんですよ。
またいつか、それらの空港をご紹介できたらと思います。