世界一美しい滝!世界遺産『プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)』完全ガイド
イタリアの隣、地中海に面したクロアチア。新婚旅行や卒業旅行先としても人気の高い国です。 今回は、そのクロアチアにある壮大な滝、見事な景観で世界中から多くの観光客が訪れる プリトヴィツェ湖群国立公園についてご紹介いたします。
1.プリトヴィツェ湖群国立公園とは?
「プリトヴィッツェ湖群国立公園」は、クロアチアの首都ザグレブから南に位置する、 ボスニア・ヘルツェゴビナとの国境近くにある国立自然公園。 192平方kmもある広大な森には大小16の湖が階段状になって点在しており、 それらを92の滝が結んで、素晴らしい壮大な景観を造り上げています。
1979年、ユネスコの世界遺産に登録されました。
マイナスイオンたっぷり
草、木、山、水、様々な自然の造形美が今もそのままで残っているので、
全くの異世界に来たような感覚になってしまいます。
この湖群は、石灰華(石灰質堆積物)の働きで川に自然のダムが造られたことで生まれました。
ミネラルや有機物の含有濃度、日光の角度などによってエメラルドグリーンやコバルトブルーに
絶え間なく変化する水の色が森の緑と一体化し、静謐な風景を描き出します。
そこに躍動感をもたらすのが、白い水煙を上げて流れ落ちる滝の姿。
それが得も言われぬバランスとなって、まるで奇跡のような景観を生み出しています。
過去のクロアチア紛争により危機遺産に登録されましたが、
政府が主体となり地雷除去を進めたことで1997年に危機遺産リストから除外され、
現在ではクロアチア最大の観光名所として多くの人々が訪れています。