『福知山』(ふくちやま)と聞くと何を思い浮かべますか?
正直、「これ!」といったイメージがないのではないでしょうか。
実は、『福知山』は明智光秀が築いた城下町として栄えてきた街なのです。
今回は、そんな福知山の知られざる魅力をご紹介します。
福知山ってどんなところ?
京都府の北西部に位置する「福知山市」は、西は兵庫県と接していて、
京都府内では京都市、南丹市に次いで3番目に大きな面積を持っています。
福知山は、明智光秀が築城した「福知山城」の城下町として
発展したのですが、近くには鬼伝説が残る神秘的な山「大江山」や
日本三景のひとつ「天橋立」があります。
また、福知山には美味しいスイーツもたくさんあります。
いつの時代にも福知山にはおいしいお菓子があったのですが、
今でも街のあちこちに、老舗や有名パティシエのお店などがたくさんあります。
大阪や京都からの所要時間も2時間弱で行けるので、
日帰り旅行先としてちょうどいい距離ですね。
☆電車で☆
※JR大阪から約1時間40分
※JR京都から約1時間50分
☆車で☆
※大阪から約1時間30分
※京都から約1時間45分
明智光秀が築いた福知山城
1579年、織田信長の命で丹波を平定した
明智光秀が、福知山城を築いたのが始まりです。
光秀の福知山治世は、わずか3年たらずでしたが、
福知山城は幕末まで存続しました。
築城当時から残る石垣には、宝篋印塔、五輪塔など寺院で
使われていた石造物が大量に使用されていて、
これらは「転用石」(てんようせき)と呼ばれています。
再建時の発掘調査で、500個あまりの転用石が確認されていますが、
これほど多くの転用石が石垣に使用されている例は、ここ「福知山城」と
「大和郡山城」になります。
銅門番所の脇には、調査で発掘された転用石が展示されていますが、
展示されているものだけではなく、天守台の石垣は当時のものが現存しているので、
ここで実物の転用石を見ることができます。
天守閣は資料館になっています。
現在は、京都で唯一の復元された天守閣で、
中は鉄骨ですが、見た目はとても趣のある建造物です。
この天守閣は福知山の街のシンボルとしてそびえていて、
望楼からの城下の眺めは抜群です。
福知山城の基本情報
- 所在地:京都府福知山市内記5
- 電話番号:0773-23-9564(福知山市郷土資料館)
- アクセス:JR山陰本線、福知山線、または京都丹後鉄道宮福線「福知山」駅下車、徒歩15分
- 定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)、12/28~12/31、1/4~1/6
- 営業時間:9:00~17:00(最終入館 16:30)
- 料金:福知山城(福知山市郷土資料館)大人 320円、小・中学生 100円
- 駐車場:あり(普通車60台、バス1台、無料)
- 公式ホームページ:福知山城(福知山市公式ホームページ)
福知山おすすめスイーツ
城下町として栄えた福知山には、昔からある和菓子だけでなく、
おいしい洋菓子店もたくさんあります。
その中から厳選したおすすめスイーツを紹介します。
【洋菓子マウンテン】
多くの受賞歴のあるパティシエ、チョコレートの魔術師と
称される「ナオミ・ミズノ」シェフのお店。
絶品ショコラが楽しめます。
ショコラだけでなく、もちろんケーキも絶品!
2階にはイートインスペースもあるので、ゆっくり味わうこともできます。
- 所在地:京都府福知山市字猪崎小字山本322
- アクセス:
※音無瀬橋を東へ、「ミニストップ三段池公園前店」様角の交差点を北へ。福知山市三段池公園の「三段池公園第1駐車場」の東
※福知山駅からは徒歩約30分
※最寄りのバス停は、京都交通川北線/三段池線「三段池」 - 電話番号:0773-22-1658
- 営業時間:10:00~18:30(カフェ・スペースのラストオーダー: 18:00)
- 定休日: 水曜日
- 駐車場: 店舗併設、および店舗南30メートルに第2駐車場あり
- 公式ホームページ:洋菓子マウンテン