エメラルドレイク ～カナダ～

エメラルドグリーンの水をたたえる宝石のような湖！

世界遺産、「カナディアンロッキー」の一部となっている「ヨーホー国立公園」（Yoho National Park）。「ヨーホー」（Yoho）とは、先住民のことばで「すばらしい！」を意味します。その名の通り、この地に広がる大自然は、思わずそう叫びたくなるような迫力にあふれています。「バンフ国立公園」（Banff National Park）や「ジャスパー国立公園」（Jasper National Park）に比べると、サイズは小さいですが、あまり観光地化されておらず粗削りな自然を満喫できるとあって、コアなファンが多い場所です。見どころのひとつが『エメラルドレイク』（Emerald Lake）。エメラルド氷河の堆積物（モレーン）が流れ込んでできた氷河で、太陽光線の加減で宝石のように美しいエメラルドグリーンに変化します。周りの針葉樹林が鏡のように湖面に映る様子も、ため息が出るほどの美しさ。ほぼ平坦な湖面は一周約5キロメートル。エメラルドピーク、ワプタマウンテンといった2000メートル級の山々に囲まれているので、とても静かで、ネイチャーウォークにはもってこいのコースです。

途中、脇道に目をやると、多種多様な高山植物が咲いていて（5月～8月）、華やいだ気分にさせてくれます。アトラクションも豊富。カヌー、フィッシング、ピクニック、ハイキング、冬はクロスカントリースキー、スノーシューイングを楽しむことができます。
中でもイチ押しはカヌー。奥まで漕いでいくと、湖の色が徐々に変化し、違った表情をみることができるのでオススメです。

遊んだあとは静かなロッジでリラックス！

せっかくエメラルドレイクを訪れたのなら、湖畔にあるデラックスなホテルで疲れを癒しませんか？「エメラルド・レイク・ロッジ」（Emerald Lake Lodge）は、24棟の山小屋風キャビンで、プライベート感満点です。室内には暖炉とソファが置かれ、最高にくつろげる空間が演出されています。観光客が帰った静けさのなか、薪が燃えるパチパチという音を聞いていると、非日常の幸せな気分に浸れます。夜は落ち着いた雰囲気のメインダイニングで、地元の食材をふんだんに使った料理をお楽しみください。味も洗練されているので、地元のワインとも相性抜群！ここでは、ゆっくりしたいものです。

エメラルド・レイク・ロッジのHP（英語）はこちら
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https://crmr.com/emerald/

ワンポイントアドバイス
夏休み時期は、湖畔のロッジの予約が取りづらくなるので、早めに計画をたてて予約をするようにしてください。

山登りほどの装備は要りませんが、動きやすい服と靴は必需品です。大自然に囲まれたカナダにはアウトドアショップがたくさんあるので、旅行中に買うのもアリです。

ヨーホー国立公園への行き方
ヨーホー国立公園内の観光は車がないと無理です。
「バンフ」（Banff）、もしくは「レイク・ルイーズ」（Lake Louise）から日本語ツアーを利用するか、レンタカーでまわりましょう。レイク・ルイーズから車でヨーホー国立公園に向かう場合は、ハイウェイ1号線を道なりに進み、約20分です。

カルガリー空港から長距離バスのグレイハウンド（Greyhound)が通年で1日数便、キャンモア、バンフ、レイクルイーズ経由でフィールド（Field）まで運行（所要約3時間）していますが、ヨーホー国立公園内の観光ポイントをまわるには車が必要です。