【必見!動画あり】大人女子にオススメ♪ 旅行のプロが選ぶ 世界の絶景100【39】ラサ(中国(チベット)・アジア)
ラサ(中国(チベット)・アジア)
チベット仏教の聖地、天空にそびえたつ大伽藍!
チベット自治区、標高3650メートルにある『ラサ』(Lhasa)は、古くからチベット仏教の聖地として知られています。街の北西、「マルポ・リ」(チベット語で赤い山)という赤い丘の上に建てられた「ポタラ宮」(Potala Palace)は、ダライ・ラマ5世が17世紀に建築した巨大な建築で、1994年世界遺産に登録されました。ダライ・ラマ14世が動乱の中、1959年にインドに亡命するまでの300年間、この地は政治・宗教の中心であり、宮殿は今もチベットの象徴とされています。
近づくとその大きさにビックリ!
建物はさまざまなパーツに分かれていますが、13層999室の部屋があるといわれています。現在は、中国政府の管理する博物館として一般公開されているので、ラサを訪れた際にはぜひ、行ってみてください。行政室だった「白宮」(はくきゅう)には、ダライ・ラマ14世のベッドルーム、居間、めい想室などが当時のままの状態で残っていて、金色を使った壁や柱がとにかく派手。
宗教を司った紅宮(こうきゅう)には、歴代ダライ・ラマのミイラを収めた巨大な霊廟や仏像などがありますが、それらもきらびやかさに圧倒されます。
厳しい自然のもとに根づく信仰心に感銘!
もうひとつの観光スポットは、屋根にある黄金の法輪と2頭の鹿がシンボルの「大昭寺」(ジョカン寺、チベット語でトゥルナン寺)です。ここは、チベット仏教徒にとってもっとも聖なる寺院だけあり、入口ではたくさんの巡礼者がチベット仏教のお祈りである五体投地をしています。内部には阿弥陀如来や薬師如来などが置かれ、やはり一心不乱に祈りを捧げる巡礼者があとを絶ちません。書物や報道では知り得ない、これらチベット文化の遺産を、自分の目で確認してみてはいかがでしょうか。大昭寺を取り囲むような形で店が並ぶ「八角街」には、おみやげにちょうどいい雑貨がいっぱい売られているので、観光ついでに寄ってみるのもいいと思います。アクセサリー、工芸品、布製小物、絨毯などが日本では考えられない値段で手に入ります。買物上手になるコツは、満面の笑みで値段交渉を楽しむこと。これにつきます!
ワンポイントアドバイス
ブラジルへの旅行は治安が不安と言われますが、サルバドールは街の浄化・復元プロジェクトにより、交番が各所に設置され、治安の悪さは解消されつつあります。ただし、夜の一人歩きやブラブラ歩きは厳禁!スリも少なくないので、高価なものは身につけない方が無難です。
ラサへの行き方
日本人がチベット自治区の首都ラサに行くには、全部で4つのルートがあります。
1. 成都から飛行機でラサへ
2. 西寧から青蔵鉄道でラサへ
3. 西寧からバスでラサへ
4. カトマンズからランドクルーザーでラサへ
このうち現実的なルートは次の2つです。
1. 成都から飛行機でラサへ
2. 西寧から青蔵鉄道でラサへ
どちらにしても中国政府が発行する入境許可証が必要なので、旅行代理店を通じて正規ツアーを申し込むか、ツアーということにして入境許可証を発行してもらう「裏手続きによる入手」が必要となります。
日本からツアーで行くのが一番簡単ですが、ゆっくり旅をしたい人や、もっと大地を感じたい人は青蔵鉄道がオススメ。ただし、なかなか面倒な手続きとなりますので、ご注意を。