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- 【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【39】ミラノのコトレッタ アッラ ミラネーゼ(イタリア・ヨーロッパ)
【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【39】ミラノのコトレッタ アッラ ミラネーゼ(イタリア・ヨーロッパ)
ミラノのカツレツ コトレッタ アッラ ミラネーゼ ~イタリア~
日本のトンカツの元?!
イタリア料理のお肉料理において、最も有名なもののひとつが、『コトレッタ アッラ ミラネーゼ』(ミラノ風カツレツ)(Cotoletta alla milanese)です。この料理は、ミラノ本場の伝統料理です。
世界各国のカツレツのルーツとなった料理で、日本の「トンカツ」のルーツとなったという説がある料理です。
日本のイタリア料理店では豚肉を提供するところもあるようですが、本来は仔牛のモモ肉を薄くたたき伸ばして作るものです。
イタリアの肉料理は、切る技術より叩く技術と言われているのです。
『コトレッタ アッラ ミラネーゼ』の特徴のひとつは、衣のつけ方にあります。通常は小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけますが、ミラノ風はパン粉、溶き卵、パン粉とつけます。最初のパン粉をつけたら、肉叩きでたたいて肉とパン粉をしっかりと密着させ、溶き卵をくぐらせたら再びパン粉をつけて同じようにたたきます。こうすることで、肉と衣の間の隙間がなくなり、クリスピーな衣としっとりした肉のコントラストが楽しめるようになります。
「フリット」(フライ)の系統で、細かいパン粉をつけて「揚げる」というより、油で「焼く」コトレットはミラノの料理人の腕が試されると言われているそうです。「コトレット」が料理として確立されていない頃は、肉を油で焼きながら、パン粉を振りかけていたのだとか。
この料理に、ソースはかけずそのまま食べるのが、「コトレッタ アッラ ミラネーゼ」で、ソースをかけるのはミラノ風カツレツではありません。
こんなグルメが楽しめる、ミラノ(イタリア)をぜひ訪れてみてください。
プチ情報
本来は、「骨つきロース肉=コストレッタ」(costoletta)を使い「コストレッタ アッラ ミラネーゼ」(Costoletta alla milanese)と呼ばれていましたが、フランスに伝わり「コートレット」(cotelette)となりました。
それが再びイタリアに戻って、「コトレッタ」(cotoletta)になったといわれています。
現在は、骨つき肉の場合には「コストレッタ」、それ以外なら「コトレッタ」と使い分けています。
↓↓↓↓↓ コトレッタ アッラ ミラネーゼの本場ミラノ(Milan)(イタリア)↓↓↓↓↓