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【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【37】イスタンブールのお菓子(トルコ・中近東/ヨーロッパ)
イスタンブールでお菓子のルーツを感じる ~トルコ~
トルコ菓子に秘められた多彩なテクニック!
高い精糖技術を持ったアラビア人がペルシャを征服し、その技術を伝えました。お菓子はアラビアからといわれていて、その技術が伝えられた国の1つが「トルコ」(Turkey)でした。
トルコにお菓子屋さんが多いのには驚かされますが、それも当然といえば当然。お菓子を作るすべてのテクニックが、トルコのお菓子にあるのでは?と思われるほど多彩なのです。
イスタンブール(Istanbul)のお店で、お菓子のようなものを切っているのを見ました。生地は複雑に重ねられています。それは、紙のように薄く、バナーを塗りながら折り重ねられて焼かれたものです。そのままだと甘くないので、シロップをかけて食べるのですが、バターや香辛料の繊細な香りと口の中の感触に感心させられます。
そのお菓子は「バクラヴァ」(baklava)と言い、中東、西アジア、中央アジア、カフカース地方、バルカン半島で人気のある甘いペイストリーです。
その他の伝統的なお菓子には、「ロクム」(lokum)、「カダユフ」(kadayif)「キュネフェ」(Kunefe)などがあります。
ロクム(lokum)
砂糖にデンプンとナッツ(クルミ、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ココナッツ)を加えて作る、トルコのお菓子。英語ではターキッシュ・ディライト(Turkish delight、「トルコのよろこび」)と呼ばれています。食感は柔らかく弾力があり、日本のゆべしに似ています。
カダユフ(カダイフ)(kadayif)
トルコ南東部で特に有名な伝統的なお菓子で、カダユフ(カダイユ)という極細の麺状の生地から作ります。トルコのスイーツ屋さんや、レストランのデザートにも必ずあるポピュラーなお菓子です。
キュネフェ(kunefe)
東地中海地方の伝統料理で、カダユフにチーズを挟んで作る、温かいスイーツ。
フランス料理などでは、カダユフを魚介類に巻いて揚げたりもしますが、トルコでは大抵スイーツで使われています。
トルコの綿菓子などは、トルコだけでなく中東共通のお菓子ですが、トルコがお菓子の先駆的な役割を果たしました。10世紀、専門職人がいるお菓子屋さんでは、実に洗練されたお菓子が作られていたようです。
こんなグルメが楽しめる、イスタンブール(トルコ)をぜひ訪れてみてください。
プチ情報
何年か前、日本で一大ブームを巻き起こした「トルコアイス」を覚えていますか?
そうです、あの「伸び~るアイス」です。
トルコアイスの正式名は「ドンドゥルマ」(またはドンドルマ)(dondurma)といい、トルコ語で「凍らせたもの」の意味です。トルコでは各種アイスクリーム、氷菓全般を表します。一般的なアイスクリームに似ていますが、粘りがあることが特徴です。
↓↓↓↓↓ ブルーモスクのあるイスタンブール(Istanbul)(トルコ)↓↓↓↓↓