【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】76.ルクセンブルク市(ルクセンブルク・ヨーロッパ)【動画あり】
ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群(City of Luxembourg: its Old Quarters and Fortifications) ~ルクセンブルク~
「北のジブラルタル」と呼ばれる要塞都市
今回ご紹介するのは、ルクセンブルク(Luxembourg)にある世界遺産で、首都ルクセンブルク市の丘の上にある旧市街と要塞です。
世界遺産に登録されている正式名称は、『ルクセンブルク市:その古い街並みと要塞群』です。
蛇行して流れる川に3方を囲まれた断崖上に築かれた、難攻不落の要塞を兼ねた街。
それが、ルクセンブルク市なのです。
ルクセンブルク大公国は、フランス、ベルギー、ドイツに囲まれた小さな国で、面積は神奈川県ほどしかありません。
ルクセンブルクの始まりは、「ボックフェルゼン」と呼ばれる岩山に築かれた要塞『ルシリンブルク』(「小さな城」を表します)。
これが、ルクセンブルクの国名の由来にもなっています。
もともと断崖の上にあった天然の要塞に、14〜15世紀頃、ヴェンツェル2世により環状の城壁『ヴェンツェルの環状城壁』が築かれ、その内側に沿って市街地も拡大していきました。
しかし、その後スペイン、フランス、オーストリアなどの大国に支配されてしまいます。
その間、全長約20キロメートルにも渡るカズマット(地下道要塞)も巡らされ、やがてルクセンブルクは堅固な要塞都市となっていき、「北のジブラルタル」と呼ばれるようになります。
1815年、『ルクセンブルク大公国』(Grand Duchy of Luxembourg)として独立。
1867年には「永世中立国」となり、要塞は取り壊されていくのですが、1948年に再び、永世中立を放棄してしまいます。
そのため、取り壊されなかった要塞が歴史の証人として、現在まで残っているのです。
旧市街には、『ヴェンツェルの環状城壁』の一部が今も残っています。
その他、ボックフェルゼンの岩山に築かれた要塞『ボックの砲台』(Casemates du Bock)や、17世紀に建てられたヨーロッパの代表的ゴシック建築といわれる『ノートル・ダム大聖堂』(Notre-Dame Cathedral)や、中央ヨーロッパでは珍しいスペインとイスラムの建築様式が融合した『大公宮殿』(Grand Ducal Palace)など、旧市街に残る統治国の建造物が、ルクセンブルクの波瀾に満ちた歴史を物語っています。
ポック砲台から崖淵の散歩道コルニッシュ(Le Chemin de la Corniche)が続き、
下から見上げた崖上の旧市街の眺めもすばらしいので、訪れた際には見上げることをお忘れなく
ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「ルクセンブルク(ルクセンブルク)」を訪れてみてください。
知らなきゃソン!旅のヒント
ルクセンブルクへは、飛行機、もしくは鉄道で行くことができます。
飛行機の場合
飛行機でルクセンブルクへ行くには、日本からの直行便はありませんので、
ここでは、パリ(フランス)経由、もしくはフランクフルト(ドイツ)経由をご紹介します。
■ 日本 → パリ(飛行時間:約12時間30分) → ルクセンブルク(飛行時間:約1時間)
■ 日本 → フランクフルト(飛行時間:約12時間30分) → ルクセンブルク(飛行時間:約45分)
※ヨーロッパ内都市を経由する路線は、この他にもある場合があります。
列車の場合
パリ(フランス)、もしくはブリュッセル(ベルギー)から列車移動する方法が、一般的です。
■パリ (TGV)→ ルクセンブルク(所要時間:約2時間10分)
■ブリュッセル(Eurocities) → ルクセンブルク(所要時間:約3時間)
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