シエナ歴史地区（Historic Centre of Siena） ～イタリア～

世界で最も美しい広場！

中世そのものの街並みが残る『シエナ』（Siena）。当時はフィレンツェ（Firenze）との抗争も激しく、都市計画にも力をいれていました。
街は12～15世紀にかけて整ったゴシック風外観を保っていて、同時期にシエナで活躍したドゥッチョ（Duccio）、ロレンツェッティ兄弟（Ambrogio and Pietro Lorenzetti）、シモーネ・マルティーニ（Simone Martini）等の芸術家の作品はイタリア国内のみならずヨーロッパ各国にも影響を及ぼしました。繊細華麗なシエナ派絵画の宝庫で、街中が中世美術館のような優雅なたたずまいを味わうことができます。

旧市街は3つの丘にまたがっていて、石畳の坂道や石段が多い絵画的な美しさで知られています。旧市街の中心「カンポ広場」（Piazza del Campo）は、世界一美しいといわれる扇の形をした広場で、それ自体が芸術作品ともいわれるくらい。中心に向かってゆるいスロープになっています。プッブリコ宮（内部はシエナ派の名画を所蔵する市立美術館）の鐘楼・マンジャの塔に登ってみてください。眼下に「シエナの赤」と呼ばれる赤い屋根瓦の旧市街が広がる様は感動的です。

シエナ歴史地区では今も中世当時の地区の伝統を守っていて、毎年2回開催される「パリオ」（Palio）いうお祭りは、地区（コントラーダ Contrada）対抗の競走馬大会でシエナの重要な伝統行事となっています。中世の衣装に身をまとった地元の人の時代行列と、その後に行われるカンポ広場を一気に駆け抜ける競馬は圧巻の一言です。

ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「シエナ（イタリア））」を訪れてみてください。

知らなきゃソン！旅のヒント
フィレンツェからシエナへのアクセスは、Siena Mobilita社のバスが運行していて、1310番がシエナ直行便となっています。
バス以外では、トレニタリア社での列車での移動も可能です。

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