【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】98.黄龍の景観と歴史地域(中国)

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『黄龍風景区』は、チベット族チャン族自治州松潘県にある景勝地です。岷山山脈の南側に位置していて、四川省の省都成都から北に約230キロメートル離れています。絶滅危惧種であるジャイアントパンダや金糸猴の貴重な生息地でもあり、2000年にユネスコの生物圏保護区に指定されました。

自然遺産の多い中国の中でも、ほぼ手つかずの風景を満喫できる地域として、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

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『黄龍』(こうりゅう)とは、標高3600メートルの高地にある3000以上の湖沼群から急な傾斜に沿って流れる水が、滝でつながり、階段状に50キロメートルも続く様が黄色い龍のように見えることから名づけられました。

まるで青い棚田のような湖は、炭酸カルシウムを含んだ水に上流から流れてきた落ち葉や小枝が固まって堤をつくり、そこからあふれた湖水が、その下にまた新たな湖をつくり、と繰り返したものです。湖底には、乳白色の石灰分がたまっています。

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「五彩池」は、700近くの「棚田湖」からなります。時間と場所によって湖水の色がコバルトブルーから紫、緑、黄、白などに変化することが、その名前の所以となっています。

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2006年8月にロープウェイが開通しました。景観を考慮して、ロープウェイの2駅はいずれも遊歩道のコースからかなり離れたところに設置されていますが、それでも、上りにロープウェイを使うことで、一気に五彩池とほぼ同じ標高まで到達できるので、観光で訪れる際には格段に便利になったといえます。

Pingsong Rd, Songpan, Aba, Sichuan, 中国

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