お給仕さんとの掛け合いで食べる、
楽しい岩手名物「わんこそば」。
盛岡駅周辺で、わんこそばを頂くことができるお店をご紹介します。
岩手県盛岡市といえば、わんこそば発祥の地でもあります。
わんこそばは、お給仕さんの高い技術が必要とされ、
店舗は全国的に見ても、数えるほどしかありません。
是非足を運んで、何杯食べられるかチャレンジしてみましょう!
わんこそばとは
客人をもてなすのに、そばを振る舞う風習があった盛岡、花巻地方。
いっぺんに大勢の客人にゆでたてを振る舞うのに、
少量ずつお椀に盛って出していたのだとか。
それが、わんこそばのルーツと言われています。
実に合理的なもてなし方と料理だと、思いませんか?
100人以上とかのもてなしで、お蕎麦って作りおきするなんて、
延びてしまって絶対できませんしね。
今現在では、わんこそばを楽しんで食べてもらうための
パフォーマンス的な要素がほとんどです。
これは知っておきたい!わんこそばの食べ方
「はい、ドンドン」「じゃんじゃん」の掛け声とともに、
お給仕さんがお椀に入った、一口大の温かいおそばを放り込んでいきます。
ねぎ、のり、白ごま、青しそなどの薬味やまぐろなどのお刺身、
なめこなどの山の幸といっしょにいただきましょう。
満足するまで延々とお代わりでき、
お椀にふたをしたらごちそうさまの合図になります。
ふたをしたのに、お給仕さんが、本当に麺残してませんか〜?なんて言って、
蓋をちらっと開けた瞬間、再び麺投入なんてこともあるようなので、
攻防戦?心理戦?もあって楽しめるのも魅力です。
ん?食べたお椀の数だけ料金をとられるかって?
いえいえ。定額制の食べ放題です♪
食べられる方は薬味や付け合せで、味を変えどんどん食べちゃって大丈夫ですよ。
空いたお椀で食べた数を数えるお店もあったり、
おはじきやマッチ棒などで、食べた本人が一杯ごとにカウントしていったりします。
もうアワアワです。
競いあうものではないけれど、100杯以上で記念手形がもらえるお店も!
ちなみに、15杯前後で通常のもりそば1杯分なのだそうです。
40~60杯でだいたいの人が満腹になるらしいですが、はたして…
それでは、人気店のご紹介いってみましょう!
レディ~(用意)!っの、前に皆さんエプロンを着けます。
それぞれのお店のオリジナルの、個性があるエプロンを着けます。
この時点で、誰もが100杯行く気満々なのが見えますよ。
コツはめんつゆをなるべく飲まない様に!
テンポよく食べる!
以上です♪
盛岡では、「全日本わんこそば選手権」が毎年開催されています。
1.東家 駅前店
創業明治40年、わんこそばと南部そば会席の老舗和食処。
駅前店は盛岡駅から歩いてすぐなので、観光客が立ち寄るにも人気です。
1杯の量はこれくらい。つゆも美味しいと評判。
でもね、おなかにたまるので桶に捨てていきましょう。
じゃないと、お給仕さんが椀に入れるとき、汁が容赦なく跳ねますしね。
ひたすらわんこそばを食べ続ける中で、
薬味やお刺身、鶏そぼろ、お漬物はアクセントになります。
杯数をマッチ棒で自ら数えるコースと、
おなじみのお椀を重ねていくコースがあります。
マッチ棒で数えるのは大変そう。
でも、そっちのほうが安いんですよね。
100杯以上で、オリジナル記念手形がもらえます。
駅前店は、ビルの中に入っています。
風格のある店構えです。
こちらの店主さんは、盛岡の料亭の料理長だった方だそうで、
その方が開業したお蕎麦屋です。
東屋は、明治40年からの味と伝統を受け継がれたお店なので、
是非こちらで本格的なわんこそばを挑戦して見てはいかがでしょう。
そばの喉越しは最高ですよ。
■ 基本情報
- 名称:東家 駅前店
- 住所:岩手県盛岡市盛岡駅前通8-11 盛岡駅前ビル
- アクセス:
盛岡駅から徒歩2分
東北自動車道盛岡ICから車で10分 - 営業時間: 11:00~20:00
- 定休日: 不定休
- 電話番号: 019-622-2233
- 料金:
わんこそば 2,700円~
小中学生まで設定料金より540円割引 未就学児童3歳以上6歳未満760円 - 公式サイトURL:http://www.wankosoba-azumaya.co.jp/index.html
2.やぶ屋 フェザン店
盛岡駅ビルFESAN(フェザン)の地下1階にあるそば店。
本店は花巻市にあり、創業は大正12年という老舗です。
花巻出身の宮沢賢治がBUSH(藪)と呼んで、
よく訪れていたお店としても有名。
わんこそばは、食べ放題とお試しの10杯コースはあります。
雰囲気だけ味わいたい人に、10杯コースが人気です。
大食証明書がもらえます。
わんこそば以外で気になるもの。
花巻出身の宮沢賢治が教師時代、生徒を連れてきたそうです。
注文は決まって「天ぷらそばとサイダー」。
そばとサイダーの相性が気になります。
駅ビルにあるから、気軽に寄れるところも魅力です。
創業大正12年の花巻で有名な、やぶ屋の支店ですね。
こちらのお店では、わんこそばの雰囲気を楽しめる、
あらかじめ小分けされた蕎麦が入ったお椀を、お盆に十杯まとめて提供してくれます。
自分でお代わりを入れて食べる食べ方を、「盛出し式わんこそば」というそうです。
■ 基本情報
- 名称: やぶ屋 フェザン店
- 住所:岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 盛岡駅ビル フェザン B1F
- アクセス:盛岡駅すぐ
- 営業時間: 10:00~22:00
- 定休日: 不定休(盛岡フェザンに準ずる)
- 電話番号: 019-654-7689
- 料金:
お試し10杯コース1500円 わんこそば食べ放題3000円
お子様わんこそば(小学生以下)2500円 - 公式サイトURL: http://yabuya.jp/
3.直利庵
明治17年創業の老舗そば店。
9種類と薬味が豊富で、カウントはお椀を数える方式ではなく、
マッチ棒で数えていくのが特徴です。
これだけ薬味があれば、味のバリエーションもついて食べやすいかも。
盛岡駅から盛岡都心循環バス「でんでんむし」に乗ると便利です。
創業が明治時代のお店がつづきます♪
こちらの店員さんの掛け声は、とっても気持ちが良いんです。
もちろんお蕎麦も美味しいです!
お蕎麦を入れるテンポもとってもよく、どの口コミでも良い評判なのもわかりますね。
■ 基本情報
- 名称: 直利庵
- 住所: 岩手県盛岡市中ノ橋通1−12−13
- アクセス:
バス…盛岡都心循環バス「でんでんむし」利用
左回り→盛岡駅東口バス乗り場16番より約12分、バスセンター前(中三向)下車
右回り→盛岡駅東口バス乗り場15番より約17分、 バスセンター前(神明町)下車
車…盛岡I.C. − 国道46号線 → 稲荷町交差点 → 太田橋袂 → 夕顔橋 → 市役所前
→ 中の橋 → 直利庵 15分 - 営業時間: 11:00~21:00
- 定休日: 水曜(祝日の場合 営業)
- 電話番号: 019-624-0441
- 料金: わんこそば普通3050円
- 公式サイトURL:http://www.chokurian.com/
4.初駒 本店
創業昭和35年、盛岡八幡宮の門前に店を構えているわんこそばのお店。
お椀を目の前に重ねていく「重ね」を利用しない場合は、324円引きとなります。
わんこそば30杯限定コースもあるので、
雰囲気だけでも楽しみたい人にはおススメ。
100杯以上食べた人には、わんこ手形の贈呈があります。
薬味は、ワンプレートにまとめられています。
コースによっては、プラスで天ぷらやいくら、フルーツなどが付きます。
盛岡八幡宮の門前という立地で、店構えに趣があります。
この立派な佇まいのわんこそば屋さんは、盛岡八幡宮の門前にあって
是非、観光の際に立ち寄っていただきたいお店なんです。
わんこそば食べ放題には、桜・松・梅とありそれぞれ薬味が違います。
またお子様用のわんこそばもあって、家族みんなで楽しくわんこそばを食べられますね。
■ 基本情報
- 名称:初駒 本店
- 住所:岩手県盛岡市八幡町10-21
- アクセス:
盛岡駅 からバスで20分、盛岡バスセンター下車、徒歩10分
盛岡南ICから車で20分 - 営業時間: 11:00~15:00 17:00~20:00※夜のみ要予約
- 休日:不定休
- 電話番号: 019-651-7184
- 料金:わんこそば食べ放題 梅2,400円~ わんこそば30杯限定コース 1,800円
- 公式サイトURL: http://hatsukoma-group.com/