ひと味違う温泉めぐり!
屈指の名湯『玉川温泉』を初めて見学する場合は、
ちゃんと自分なりのテーマを持って行きましょう♪
そうでないと、玉川温泉の強烈な光景にただ圧倒されるばかりです。
およそ1キロメートルの玉川温泉園地自然研究路の遊歩道を歩くと、
この温泉が「日本一」だと誇る理由が、いたるところでわかってきます。
pH1.2という超高い酸性度、毎分9,000リットルの湧出量、
ここにしかない「北投石」というラジウム鉱石、そして名高い元祖岩盤浴などなど。
秋晴れの一日、見渡せば珍しいものだらけのワンダーランドです
もしすると、やたらキョロキョロしない態度も必要かも・・・
静かに瞑想しているのは、湯治客だけなのですから。
『玉川温泉』は、十和田八幡平国立公園の西南、田沢湖へ通じる国道341号線の沿線にあり、
焼山の麓に広がる静かなたたずまいの温泉です。
玉川温泉の温泉は無色透明ですが、pH1.2と極めて酸性が強く、源泉温度はなんと98度
1分間の湧出量は9,000リットルで、1カ所の湧出量としては日本一です。
泉質は、強酸性塩化物泉。
硫黄臭と微量のラジウム放射線が含まれている、とても特徴のある泉質です。
長い間に、その成分が石化し、日本で唯一の天然記念物「北投石」となりました。
多くの疾患・症状に対する改善や、治癒能力の向上が期待できる「効きの湯」として親しまれています。
「療養・癒しの温泉」として知られる玉川温泉は、他の温泉地や観光地と異なり、療養・静養を目的とした湯治宿です。
玉川温泉では、『湯治のふるさと』をコンセプトに、湯治利用での長期滞在のお客様を中心に、大きく分けて2種類の宿泊部門があります。
まず、『旅館部』とよばれるもの。
これは「お部屋」+「お食事付き」の宿泊部門です。
もう1つは、『自炊部』とよばれる、基本的に「お部屋のみ」が提供される宿泊スタイルです。
自炊部には「炊事場」があるので、自由に調理を行うことができます。
国立公園地内、また強酸性の温泉という特殊な環境にあるため、様々な規制などもありますが、効能あふれる、この癒しの温泉をぜひ訪れてください。
★『玉川温泉』の住所、行き方・アクセス、電話番号など
- 住所:秋田県仙北市田沢湖玉川字渋黒沢国有林
- アクセス:
※ JR田沢湖駅からバスで約80分。玉川温泉バス停から徒歩。
※ 玉川温泉への車でのアクセスは、夏期(4月下旬〜11月下旬)と冬期(11月下旬〜4月下旬)では、大きく異なりますのでご注意下さい。
11月下旬〜4月下旬は、R341の田沢湖側二神館 ⇔ 鹿角側澄川間が冬期通行止めとなり、一般車輌の通行ができなくなります。 - 電話番号:0187-58-3000(玉川温泉地区予約センター)
- 受付時間:8:00~21:00
- 公式ホームページ:玉川温泉