アメリカの旅行誌「Travel & Leisure」にて、
「世界で最も美しい駅」14選に選ばれた駅が、
日本にあるのはご存知でしょうか。
それは、北陸新幹線が開業し注目の石川県金沢市の玄関、JR金沢駅です。
そこで、金沢駅の魅力をあますことなくご紹介したいと思います。
北陸新幹線の開業で注目を浴びている「金沢駅」とは?
石川県金沢市の玄関、JR金沢駅。
北陸新幹線も開業し、今注目を浴びている駅のひとつです。
サキドリで訪れる観光客も多く、金沢駅を訪れた人は口々にこう言います。
まるで美術館みたいだと。
金沢駅を訪れた観光客たちに、石川の伝統工芸品を
広く知ってもらおうという思いから、数々の伝統工芸品が出迎えてくれます。
ここがステキ!金沢駅の見どころ
金沢駅には、たくさんの見どころがあります。
とにかくたくさんの素敵な工夫がされているので、ぜひ下記をチェックしてください。
伝統芸能に使われる鼓をイメージした「鼓門」
伝統と近代建築が融合した駅舎。
伝統芸能に使われる鼓をイメージした「鼓門」は、その東口の玄関にそびえています。
うしろに控える近代的なガラスドーム「もてなしドーム」との対比が、また絶妙です。
見上げるともっと壮観!
その、巧みなつくりをぜひ間近で感じてみては!
おもてなしの心を表わしたガラスのドーム「もてなしドーム」
鼓門をくぐってガラスドーム「もてなしドーム」の中へ。
明るく開放感いっぱいのドームは、3,019枚ものガラスを使用。
雨や雪の多い金沢で、
「金沢を訪れた人に雨傘を差し出す、もてなしの心」を表現しているのだそう。
伝統品がずらり!石川県産の能登ヒバで仕上げられた待合室
九谷焼や加賀獅子頭、輪島塗、山中漆器、加賀友禅など
中2階待合室には、石川県のさまざまな伝統工芸が展示されています。
その展示数は、30品目236作品にもおよびます。
アップしてみます。
加賀友禅と和紙が飾られた壁
改札出口中2階連絡通路のトイレ入り口には、加賀友禅が飾られています。
左が兼六園の花鳥風月、右がアケビ。
間の部分は、和紙をガラスで挟み込んでいます。
「加賀五彩」にちなんだホームドア
落下防止のために設置したホームドアには、
加賀友禅に使われる伝統色「加賀五彩(藍、臙脂(えんじ)、黄土、草、古代紫)」のうち
4色を使用を使用。
青色のラインが入った新幹線がホームに入線することで、5色がそろうのだそう。
国指定の伝統的工芸品・金箔で包み込まれたホームの柱
国指定の伝統的工芸品でもある、金沢箔。
新幹線ホーム60本の柱1本ごとに、金箔パネルで包み込まれています。
輪島塗・九谷焼など、人間国宝の作品が組み込まれた24本の門型柱
駅の構内に並んだ24本の柱の内部にある空間には、
輪島塗や九谷焼などの人間国宝8人を含む、24人の作品が飾られています。
こちらが、伝統工芸作品が組み込まれた門型の柱になります。
有名音楽家により制作された発車メロディ
北陸新幹線金沢駅発車メロディを制作したのは、
なんと、中田ヤスタカ(CAPSULE)です。
Perfumeや、きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースや、
自身のユニット・CAPSULEで大活躍されている、
今とっても人気がある音楽家さんです。
実は、中田ヤスタカは、金沢市出身なんですよ。
地元を思う気持ちを感じられる、素敵なメロディになっています。