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【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】64.マチュピチュ(ペルー)
絶壁にたたずむ謎多き天空の要塞都市、ペルーの絶景『マチュピチュ』。世界で最も知られている世界遺産のひとつではないでしょうか。
尖った絶壁の山々がそびえるウルバンバ渓谷の山間、標高2,280メートルの頂上にあるのが『マチュピチュ』。マチュピチュとは「老いた峰」を表しています。山裾からはその姿が確認できないことから「空中都市」とも呼ばれるこの遺跡に関する説はいろいろあります。スペイン人から逃れるために、あるいは復讐の作戦を練るために、インカの人々が作った秘密都市だった、などなど・・・しかし、マチュピチュにまつわる多くの謎は、未だに解明されていないのが現状なのです。
断崖絶壁で標高差500メートルにつづら折りの山道をバスで登ると、急斜面の尾根の上に突如として『マチュピチュ』の石積みの遺跡が現れます。入口の見張り小屋からは圧巻の光景。とがった峰「ワイナピチュ」を背景に、遺跡の全景が眼下に広がります。
遺跡内は、狭い石畳の道や階段で結ばれた太陽の神殿、一枚岩の日時計「インティワタナ」がある太陽の崇拝所など、花崗岩の切り石を組み合わせた石組みの建造物が続きます。
山の頂まで段々畑が延び、その昔には自給自足ができていたようです。15世紀中頃9代皇帝による建設されましたが、16世紀中頃に突然放棄されることにより、アメリカの考古学者「ハイラム・ビンガム」のより発見されたのは1911年のことで、発見時には、草に覆われた廃虚となっていました。
マチュピチュ