八ヶ岳観光でしたい53のこと 八ヶ岳のおすすめ観光スポット完全ガイド
●歴史スポット
17. 台ケ原宿
江戸時代、56里(約219km)ある、
甲州街道の宿場町として栄えていた、台ケ原宿。
日本の道百選にも認定されています。
美しい通りには、今も本陣、脇本陣、問屋場、旅館などの
古い建物が残っています。
中でも、写真にある酒蔵の北原家は、
現在も、山梨の銘酒、七賢・山梨銘醸の酒蔵として利用されていて、
人気の観光スポットになっています。
嘉永の建築と推定される、切り妻屋根の格式高い構えも一見の価値ありですよ!
また、毎年9月には田中荒尾神社で「虎頭の舞」が奉納され、
10月中旬ごろには、骨董品や農作物などが並ぶ「台ケ原宿市」が開催されるなど、
1年の中でも最も賑わいを見せます。
時期を合わせて訪れてみてはいかがでしょう。
■ 基本情報
- 名称: 台ケ原宿
- 住所: 山梨県北杜市白州町台ケ原
- アクセス:JR韮崎駅→山梨交通バス下教来石行きで40分、バス停:台ケ原上下車、徒歩すぐ
- 電話番号: 0551-42-1117 (北杜市白州総合支所 地域振興課)
18. 日蓮上人の高座石
巡錫中の日蓮上人が、村に立ち寄った際、流行っていた悪疫を払うために、
この岩の上に立ち、三日三晩の間、説法や加持祈祷をしたと言われています。
村人たちは、日蓮上人にいたく感謝し、真言宗の寺であった
真福寺の住職も感応して名を日誘と改め、日蓮宗に 改宗したともいわれています。
下蔦木に鎮座する、敬冠院の境内にある大きな岩です。
日蓮上人は、幕府や諸宗を批判したとして佐渡流罪となり、
その後、赦免されたため鎌倉へ帰り南部実長の庇護を受け、
草庵を結ぶことになりますが、その間にここへ立ち寄ったのだそう。
■ 基本情報
- 名称: 日蓮上人の高座石
- 住所: 諏訪郡富士見町落合下蔦木
- アクセス: JR中央東線信濃境駅から車で10分
- 公式サイトURL: http://www.82bunka.or.jp/bunkazai/detail.php?no=146&seq;=0
19. 瀬沢合戦場跡
信濃の連合軍と武田軍が戦い、武田勢が勝利したとされている、
瀬沢合戦が行われた跡です。
現在は、碑と解説板が建てられています。
なお、この戦いで亡くなった者たちの遺体は9つの穴に埋められ、
塚が作られたそうです。
「九ツ塚」と呼ばれていたそうで、現在は無くなってしまいましたが
大正時代までは手を合わせに来る人も多かったそうですよ。
- 天文十一年(1542)二月、信濃の小笠原・諏訪・村上・木曽の四大将は
甲斐の武田晴信(信玄)を攻めようと合議し、甲信境の瀬沢に陣取った。
この動きを察知していた晴信はひそかに軍勢を発し、三月九日朝、信濃勢の不意をついた。
戦いは辰の刻(午前八時)に始まり未の刻(午後二時)に終わり、
武田軍は信濃方1,621を討ち取って大勝したが、味方にも多数の死傷者を出した。
その戦場となったのは、瀬沢を中心に新田原から横吹におよぶ広い範囲と考えられる。(富士見町教育委員会)
■ 基本情報
- 名称: 瀬沢合戦跡
- 住所: 諏訪郡富士見町落合瀬沢、諏訪郡富士見町富士見横吹
- アクセス: JR富士見駅から車で国道20号を山梨県方面へ8分
国道20号富士見峠から5分 - 電話番号: 井戸尻考古館(0266642044)
20. 富士見町 原の茶屋
昔の名残が感じられる建物が残る、原の茶屋。
中には由緒正しき、品々が陳列されています。
明治から大正にかけ歌会が開かれた囲炉裏端も、一見の価値ありです。
とちの木村と御射山神戸(みさやまごうど)村は離れており、
人家もほとんど無かったため、
旅をするのに不便だろうというご主人の心遣いから、
江戸時代中期頃から茶屋を営まれたのだそう。
藩政時代の、古き良き雰囲気を満喫できます。
- とちの木村と御射山神戸(みさやまごうど)村の間は距離が長く人家も無く、
旅をするのに不便であったため、明和9年(1772)頃に松目新田の(名取)与兵衛が向原に出て茶屋を始めた。
その後、ここを中心にして次第に人家が増えて、周囲の村と紛争が起きたので
高島藩が40間四方の築地を築かせその中で茶屋を営ませた。
屋根には珍しいスズメオドリ(屋根の棟飾りの一種)
■ 基本情報
- 名称: 富士見町 原の茶屋
- 住所: 〒399-0211 長野県諏訪郡富士見町富士見原の茶屋
21. 御射山神戸の一里塚のケヤキ
慶長7年(1602年)、徳川家康が定めた五街道の一つ、
甲州街道に現存する唯一の塚とケヤキの大木で、
日本橋から、48番目になる御射山の一里塚です。
一里塚とは、旅行者の目印として、
1里(約3.927キロメートル)ごとに作った土盛りのことです。
塚は両側にありますが、東の榎は明治初期に枯れてしまい、
塚が作られた慶長年間から380年間も生き延びた、西のケヤキのみが残っています。
目通り幹囲6.9m、樹高25mと 非常に大きく育ち
ここには標高917mの標柱も立っています。
■ 基本情報
- 名称: 御射山神戸の一里塚のケヤキ
- 住所: 長野県諏訪郡富士見町富士見御射山神戸
- 料金: 無料