デートにもオススメ! 面白ミュージアム特集『刑務所ミュージアム!?』監獄食体験もできる面白スポットに行ってみませんか?
刑務所ミュージアムをご存じですか?
その名の通り、囚人体験ができるちょっと変わった博物館なんです。
かつて「最果ての監獄」と呼ばれた
「網走監獄」の跡地にできたここは、当時の主要建築物の舎房、教誨堂などに加え、
明治時代から使われてきた器具や歴史物、監獄食までがあります。
リアルに刑務所を感じられるって、
怖くてドキドキしちゃうけれどちょっと面白そうですよね。
話題になること間違いなし!
早速ご紹介していきます。
脱獄王にも会える?! 国内唯一の刑務所ミュージアム
網走刑務所で実際に使用していた建物を
移築・修復して保存公開している野外博物館が「網走監獄」です。
1896年に作られた獄舎「五翼放射状平屋舎房」は、
刑務所の施設としては日本最古、木造の刑務所としては世界最古と言われ、大変貴重なもの。
実際に使用していたものということで、リアルさが違います。
冬になるとうみまで凍ってしまうほどの極寒の地で、
なかなか開発が進まなかった網走。
そんな地に周りを海と湖に囲まれたこの地は、
脱獄も難しい上に監視もしやすいということから刑務所が作られました。
当時は、看守とその家族を連れて網走に入ってきたので街の人口は増え、
お店もできて抱えることになりました。
刑務所と聞いていい顔をする人がいませんが、
街が実際に栄えて、刑務所に入っている人が作った鉄道や道路や
空港や田畑も、最初に作ったのはこの囚人たちだということで、
不思議な共存関係が生まれた地です!
脱獄が最も困難な刑務所
かつて、日本で最も脱獄が困難な刑務所であった網走刑務所ですが、
脱獄を試み成し遂げた「脱獄王」もいました。
五寸釘が足に刺さったまま、十数キロ走って逃げた五寸釘寅吉(西川寅吉)や、
手錠と監視口に味噌汁を毎日吹きかけ続け、
味噌汁の塩分で鉄を錆びさせて脱獄した白鳥由栄の話は有名。
博物館では、マネキンで脱獄シーンの再現も展示しています。
日本一脱獄が困難な理由は、どこにあるんでしょうか。
真冬になるとマイナス30度になる気候にあるのか、
過酷な労働を強いられるためにその気も失せてしまうのか。
また、この刑務所が海と湖に囲まれた土地にある為かもしれませんね。
しかし、無期懲役の囚人が約3割、他にも重罪の懲役の長い囚人が
多く集まる刑務所には何とかして脱獄しようとする人がいたようです。
この刑務所の立地や作りから脱獄が困難な中、
あの手この手で出ようとしたみたいです。
映画にもなった最果ての地!
高倉健主演の映画「網走番外地」。
囚人たちが送られる最果ての地が、この網走刑務所でした。
明治・大正時代は長期・常習・兇悪・改善不能などと
烙印が押された重罪受刑者の行き先がこの刑務所だったとのこと。
まさに「網走監獄」はこの映画のイメージそのもの。
ちなみに、この映画では、刑務所内部はセット、
外観は実際の網走刑務所で撮影されたとのこと。
当時、まだこの博物館「網走監獄」がなかったため、外観のみでしたが、
近年は映画やドラマでの刑務所の撮影には、
この博物館「網走監獄」が使用されることも多いのだそう。
映画「網走番外地」や、高倉健ファンも訪れる価値ありのミュージアムです。
映画の題名「網走番外地」というのは、
刑務所内には番地がないので番外地っというそうです。
その網走刑務所は、様々な映画で使用されています。
当時の木製の斜め格子や少人数での監視を可能にする、
五翼放射状舎房も特徴的です。
映画の中で出てくるそのままを見ることかできる、数少ない博物館です。
昔の刑務所をそのまま移築してきたもので、
入ってみているとなぜかいろいろ感じるものがあるところですよ。
受刑者マネキンがリアルで怖い…
刑務所をリアルに身近に感じる施設だけあって、
受刑者のマネキンがかなりリアルで怖い…。
子供は思わず泣いてしまいそう。
では、そのリアルな受刑者や看守たちのマネキンさん達をご覧ください!
雪が降る寒い日なのに、今日もご苦労様です。