【旅行のプロが選ぶ 死ぬまでに絶対行きたい世界遺産100】25.コルドバ歴史地区(コルドバ/スペイン)
スペインの『コルドバ』はアラブ人のイスラム王国の都として8~11世紀まで栄え、300ものモスクが林立、当時は人口100万を超すヨーロッパ最大の都市でした。
世界遺産のひとつ『メスキータ』は、25,000人収容の世界で2番目に大きな元回教寺院。薄暗い堂内に大理石の柱が850本も林立しています。上部の赤白に塗り分けられた馬蹄型アーチが幻想的です。
中央部分をカテドラルに改造させたカルロス5世は、その緻密なアラベスク模様の美しさを知り、「世界のどこにでもある建物を造るために、世界に2つとない建物を壊してしまった」と嘆いたと言われています。
メスキータを見るだけでも十分に訪れる価値はあるのですが、それに加えてメスキータの周りには両側の白壁に花鉢が無数に吊り下げられた美しい路地『花の小路』や14もの息をのむほど美しいパティオがある『ビアーナ宮殿』が華を添えています。
コルドバ