【必見!動画あり】大人女子にオススメ♪ 旅行のプロが選ぶ 世界の絶景100【25】ハルシュタット(オーストリア・ヨーロッパ)
ハルシュタット ~オーストリア~
名画の舞台にもなった世界一美しい湖畔の街!
世界遺産『ハルシュタット』(Hallstatt)は、オーストリア中部に位置する小規模な自治体。ザルツブルク(Salzburg)のほど近く、オーストリア・アルプスの麓、ザルツカンマーグート地域(Salzkammergut)の景勝地です。この地域には70以上もの湖が点在し、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台としても知られています。
緑の山並み、エメラルドグリーンの湖、教会の尖塔、木造の家々・・・これらが織りなす景観は、「世界でもっとも美しい湖畔の街」と称されています。
ハルシュタットの「ハル」はケルト語で「塩」、「シュタット」はドイツ語で「場所」を意味します。街のはずれには古代ローマ以前にまでさかのぼる世界最古といわれる岩塩坑があり、現在も採掘が行われています。中世、岩塩は「白い黄金」といわれるほど価値が高く、ハプスブルク家はハルシュタットを直轄地として手厚く保護しました。その富で、この美しい街並みが維持されてきたのです。
カフェで名物料理に舌つづみ!
湖畔に並ぶのは雑貨屋、カフェ、レストラン、プチホテルの数々。やさしい色合いの建物は窓辺に花が飾られ、街をかわいらしく演出しています。ゆっくり時間をかけて歩いて、街を心に刻んでください。ボトルに入った塩もハーブ入りやガーリック入りがあったりして、バリエーションが豊富です。パッケージもかわいいものが多いので、おみやげにしても喜ばれるかも。ランチは、ぜひ湖畔のレストランへ。透明度の高い湖を眺めながらのひとときをお楽しみください。
名物のマス料理は、新鮮なので臭みもなく最高です。湖面を泳ぐ白鳥も、心なしか優雅に見えるのは旅行に来ていることが多いに影響しているかも。
ちなみに、世界最古の岩塩坑は観光客に開放され、ユニークな見学ツアーが人気となっています。ケーブルカーに乗り、入口に着くと、見学者は作業着に着替えます。内部には木製の滑り台を滑るアトラクションがあり、一風変わった見学体験ができます。旅の思い出にぜひトライしてみては?
ワンポイントアドバイス
ベストシーズンは4月~10月。冬、雪景色のハルシュタットも趣があるのですが、かなり寒いので、防寒対策はしっかリ行ってください。
ハルシュタットへは、ザルツブルクから列車かバスで行けますが、少し不便なので、できればツアーに参加した方が効率がいいと思います。
ハルシュタットへの行き方
一般的には、「ザルツブルク」(Salzburg)から行きます。
1.電車:1回乗り換え(アットナングプッフハイム(Attnang-Puchheim)駅)。所要時間は約2時間30分。
2.バス:ポストバスで1~2回乗換え。所要時間は約2時間30分。
3.バス+電車:ポストバスでバードイシュル(Bad Ischl)まで行き、そこから電車。所要時間は約2時間30分。
4.ツアーに参加する:ザルツブルク発のハルシュタット行きツアーに参加する。
ワンポイントアドバイスにも書きましたが、バスや電車で行くと少し不便なので、ツアーに参加されるのがオススメです。
また、ウィーンから電車で行く方法もあります。
ウィーン~ハルシュタット間の所要時間は、直通の電車で約4時間。朝早く出て、夜帰ってくるという旅程なら日帰りも可能ですが、せっかくなのでハルシュタットに滞在して、美しい風景を楽しんでみてはいかかですか?
ハルシュタットに行く場合、ウィーン西(Wien Westbahnho)駅が最寄の駅となります。ここからだと、ハルシュタットまでの直通電車があります。その際、必ず注意したいのは、ハルシュタット行きの車両に乗るということ。ウィーンから出発した電車は、途中アットナングープッハイム(Attnang-Puchheim)駅でザルツブルク方面に向かう車両との切り離しがあるのです。最後まで切り離しに気づかないと、ザルツブルクに着いてしまった・・・なんてことになってします。