ラリベラ ～エチオピア～

独自のキリスト教文化が開花した神秘の地！

動物や砂漠だけでなく、マニアックなアフリカを味わいたい人には、エチオピア高原の北東部『ラリベラ』（Lalibela）をおすすめします。

インパクトのある見どころは、1枚岩を彫り抜いて築かれた11もの教会群です。12～13世紀にかけてこの地を支配したラリベラ王が、キリスト教の聖地「エルサレム」をイメージして建てたもので、今も多くの巡礼者が訪れます。一番有名なのが、真上から十字架に見える「聖ギオルギス教会」。のみと槌だけで縦横12メートルもの巨大な建造物を彫ったというから、何とも驚きです！内部はキリストが誕生した馬小屋、昇天したオリーブ山など聖書に描かれたさまざまな場面が再現されていて、エチオピアの原点に触れる旅の醍醐味が、きっと味わえることでしょう。

ワンポイントアドバイス
教会内部は土足厳禁。衛生的ではないので、汚れてもよい靴下を準備して行ってください。湿度が高く、ノミやダニも多いので、虫よけスプレーは必須。
肌の露出、牧師の写真撮影は控えてください。

食事は残念ながら、あまり期待できません。エチオピアの名物料理「インジェラ」はなかなか口に合いにくいかもしれません。

ラリベラへの行き方
「アジスアベバ」（Addis Ababa）から飛行機で行くのが一般的で、所用時間は約1時間。（「バハルダール」（Bahir Dar）経由の場合は約2時間。）

日本からアジスアベバへは、成田からエチオピア航空(香港経由）を利用したり、ドーハ乗継ぎのカタール航空、ドバイ乗継ぎのエミレーツ航空などを利用するのが一般的です。