パレンケ ～メキシコ～

ジャングルのなかに現れるマヤ文明の舞台！

『パレンケ』（Palenque）は、マヤ文明の古代都市遺跡で世界遺産にも登録されています。中に入ると、「碑銘の神殿」や王様が住んでいたとされる4階建ての「宮殿」が現れます。宮殿の内部には戦争でとらえた捕虜たちを彫刻した石版、神聖文字の階段などがあり、見応え十分です。

「十字の神殿」の上部からは見晴らしがよく、絶好の撮影スポットです。緑の美しいジャングルのなかに形の整った遺跡がコンパクトに配置されているといった趣。眺めるだけの遺跡ではなく、自由に散策できる場所も多いので、遺跡ファンは足を運ぶ甲斐があると思います。マヤ文明の遺跡めぐりはメキシコ旅行のハイライトのひとつですが、なかでもぜひ訪れていただきたいのが、この『パレンケ』なのです。

ワンポイントアドバイス
地方では英語が通じにくいところも。挨拶や簡単な言葉だけでも覚えておくと便利です。あとは電子辞書やスペイン語の会話帳などがあるといいかも。

治安は比較的いい方ですが、大都市や観光地ではスリやひったくりには十分注意してください。

パレンケへの行き方
パレンケへは、通常「メキシコシティ」（Mexico City）から飛行機かバスで行きます。
日本からメキシコシティへは、成田から直行便があるのと、アメリカ経由なら「ロサンゼルス」か「サンフランシスコ」からメキシコシティへ行きます。

メキシコシティから
【飛行機】
メキシコシティからパレンケへは、現在1社だけが飛んでいます。所用時間は約1時間30分。
もしくは、「ビジャエルモッサ」（Villahermosa）まで飛行機で行き（所要時間約1時間30分）。そこからバスでパレンケまで約2時間30分。

【バス】
夜行バスでメキシコシティからパレンケまで約14時間。

※遺跡巡りを目的とするなら、パレンケからウシュマル→メリダ→チチェン・イッツァ→カンクンと周遊する人も多いようです。