バラナシ ~インド~
これぞインド!見逃せない鮮烈な光景!
ガンジス川(Ganges)に面した『バラナシ』(Varanasi)は、インドの中でももっともインドらしい街といっても過言ではありません。ヒンズー教8大聖地のひとつにも数えられ、市内には大小1500近いヒンズー教寺院と270以上ものモスクがあると言われています。インドのヒンズー教徒が一生に一度、聖なる地ガンジスにやってきて沐浴し、死んだらこの地で灰になってガンジスに流してほしいと望んでいます。骨を川に戻すことで、罪が洗い流され苦しい輪廻から逃れられると信じ、ガンジスで沐浴することも得を積む行為とされているのです。
朝日のなか沐浴する人々に圧倒される!
まさに年間100万人ともいわれる巡礼者こそが、インドらしい混沌とした風景の主役なのです。特に沐浴風景は必見。大勢の人々でごった返す夕暮れはもちろん、早朝ボートに乗って見学する、日の出と沐浴シーンも、なんともいえない不思議な感動を与えてくれます。お経、人々の話し声や歌声、ヨガ音楽。生活排水、動物たちのなんともいえない臭い。オレンジ色の朝日がもやに煙るガンジスを照らすなか、岸辺をゾロゾロと歩く牛の行列。火葬場から絶え間なくのぼる煙。布に包まれた遺体。視覚、聴覚、嗅覚に訴えかけるこれらの光景は、ほかでは決して味わうことができません。カルチャーショックは必至で、きっとその後の人生になにかしらの影響を与えるに違いありません。治安はそれほどよくなく、早朝・夜間の外出は避けるようにしてください。ガンジス周辺では特に注意が必要です。観光客相手の物売りや物乞いは、しつこさの面で世界屈指。30分以上つきまとわれることも珍しくないので、不要なら毅然とした態度で臨んでください。また、肌を露出した服装だと露骨に見てくる男性がいるので、こちらも要注意。初めてインドを訪れる人なら、ガイドをつけた方が安心です。
ワンポイントアドバイス
沐浴を体験する観光客もいますが、衛生面が不安な方には絶対にオススメできません。
おみやげはシルクのサリー、コットン100%のパンジャビドレス、パシュミナのスカーフなど。ちゃんとしたブティックで買うと、質もよくお買い得です。
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バラナシへの行き方
バラナシへは、日本から直行便の運航がないため、インドの首都デリー(Delhi)からエアインディア、バンコク乗継のタイ国際航空などを利用して訪問します。所用時間は約90分です。
また、列車(所要時間約15時間)やバス(所要時間約20時間)で行く方法もあります。
日本からインドへは、成田からデリー、ムンバイ(Mumbai)への直行便が運航されているほか、関西から香港経由でのデリー行きがある。また香港、バンコク、シンガポールなどを乗継ぐのが便利。
所用時間は、直行便だと約10時間、経由便だと約10~11時間が目安です。