- Home
- グルメ・レストラン, ヨーロッパ, 中近東・アフリカ, 海外情報
- 【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【62】トルコのドネルケバブ(トルコ・中近東/ヨーロッパ)
【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【62】トルコのドネルケバブ(トルコ・中近東/ヨーロッパ)
家庭では味わえない味! ~トルコ~
お肉と野菜、薄いパンのコンビネーションが絶妙!
トルコ・イスタンブール(Istanbul)の街角で、もっともよく見かけるのが、『ドネルケバブ』(doner kebab)を焼いているところでしょう。
店先で子供の背丈ほどもある、大きな円柱のようなケバブがくるくると回っているので、すぐ目に入ります。
このドネルケバブは、トルコ料理の中でももっともポピュラーな料理のひとつです。
表面からじわじわと焼け、脂がにじむように滴り落ちる、それにはワケがあります。
重ねたお肉からも出てきますが、羊やヤギの尾やお尻のところの脂身を薄いお肉の間に挟みながら重ねているからなのです。
その脂身がないと、どうしてもお肉がパサパサしてしまうのです。
ドネルケバブの作り方は、それほど難しくないのですが、家庭で作るには大掛かりになりすぎるし、お肉も大量に使わなくてはどうもうまくできません。
少なくとも、薄切りのお肉を子供の背丈くらい積み上げます。
お肉は、牛乳と香辛料、それにヨーグルトに一晩漬けておかなくてはならないのです。
そのお肉を剣のような串(もともとは、本当の剣を使っていたらしいです・・・)に、一枚一枚突き刺し重ねていきます。
そこに、先にご説明した脂身を所々に挟みます。
豚の丸焼きのように串を横にして回転させるのではなく、縦にしてくるくると回すようになっています。
熱源も縦になっていて、お肉は熱源のところをゆっくりと回っていきます。
お客さんが来ると、その焼けたお肉の縁を、剣のように大きな包丁で削るように切り、左手にその切り落としたお肉を受け止める器具を持ち、その中に入れていきます。
薄い無発酵のパン「ラヴァシュ」や「ユフカ」という薄い春巻きの皮やクレープのようなものに、薄く切ったお肉と野菜を挟む、というか包んでくれます。
また、ドネルケバブのサンドイッチに使われるパンとして、円形で内部が空洞の「ピタ」を半分に切って袋状にしたものが使われることもあり、その場合、袋状の中にケバブとサラダが入っています。
そして、それを両手で持って食べるのです
イーストの入っていないクレープ状のパンの粘り気のある感触と、鼻先にただよってくるお肉の匂い、そして野菜の清潔な味が混ざりあって、そのコンビネーションのリズムに感心してしまいます。
このドネルケバブをトルコ系の人たちが、アメリカやオーストラリアなどの公園や人が集まるところでも焼きながら売っていて、
ここでも大人気です。
こんなグルメが楽しめる、トルコ(Turkey)(中近東/ヨーロッパ)をぜひ訪れてみてください。
↓↓↓↓↓ トルコ料理に関してこんな記事もあります!!↓↓↓↓↓
▷【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【37】イスタンブールのお菓子(トルコ・中近東/ヨーロッパ)
プチ情報
私たちの食生活にも、すっかり定着した感のある『ケバブ』。
この「ケバブ」とは、「焼いたお肉」のことを表します。
そのため、トルコのケバブ屋さんで「ケバブ」と注文すると、肉と野菜を「ピタ」)(パン)にサンドしたり、「ラヴァシュ」や「ユフカ」で包んだものではなく、焼き鳥のような串にお肉が刺さったものが出てくるそうです。
トルコで「ケバブ」を食べる際は、ご注意を。
パンでサンドされたり、包まれているケバブを食べたい時には、日本のケバブ屋さんで使われているように、「ケバブサンド」や「ドネルケバブ」という名称を探してみてくださいね。
最後になりましたが、「ドネル」とは「回転」や「回す」を意味する言葉なのです。
つまり、今回ご紹介した「ドネルケバブ」は「回転させて焼いた肉」という意味なのです。
↓↓↓↓↓ ドネルケバブのお店が多くあるイスタンブール トルコ(Turkey)(中近東/ヨーロッパ)↓↓↓↓↓