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【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【6】アメリカのエッグベネディクト(アメリカ・北米)
朝食の定番エッグベネディクト ~アメリカ~
銀行員や作家、由来には諸説あり!
朝食、特に旅行中の朝食には卵料理はなくてはならないものですよね。
それは、一体どうしてか・・・?
卵は、栄養学的には完璧なのです。
1つの卵にタンパク質、カルシウム、鉄分など、ビタミンCを除けば、ほぼすべての栄養素が含まれているんです
朝食には卵を。。。というのもうなずけますね。
今回ご紹介したいのは、日本でも大ブームとなりました、朝食の定番『エッグベネディクト』(Eggs Benedict)です。
イングリッシュマフィンを半分にして、ハムやベーコン、もしくはサーモンにポーチドエッグを重ねて、オランデーズソースをかけたものです。
エッグベネディクトの発祥には、いくつか説があります。
アメリカの雑誌『ザ・ニューヨーカー』(The New Yorker)のコラム『Talk of the Town』(街の話題)には、次の話が掲載されています。
1894年のことですが、ウォール・ストリート株式仲買人のレミュエル・ベネディクトが、ウォルドルフホテル(アメリカを代表する最高級ホテル。現在は「ザ・ウォルドルフ・アストリア(Waldorf Astoria New York)」)を訪れ、二日酔いを直すために『バターを塗ったトースト、ポーチドエッグ、カリカリに焼いたベーコンと一口分のオランデーズ』を注文しました。当時、とても有名だった支配人のオスカー・チルキー (Oscar Tschirky)がこの料理に感銘し、ベーコンとトーストをハムとイングリッシュ・マフィンに替えて、ホテルの朝食とランチのメニューに採用したとのことです。
また、1967年9月の『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』(The New York Times Magazine)のコラムでは、フランスに移住したアメリカ人、エドワード・P・モンゴメリー(「赤毛のアン」の作者)からの手紙が紹介されていて、モンゴメリーは、この料理は1920年に86歳で亡くなった銀行家でヨット乗りのイライアス・コーネリアス・ベネディクトが作ったと述べています。
モンゴメリーはまた、イライアスの友人である伯父から母が受け取ったとするエッグベネディクトのレシピを一緒に送っています。
モンゴメリーの主張に対し、1967年11月にマサチューセッツ州ヴェニヤード・ヘブンのメーベル・C・バトラーは、『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』で「ル・グラン・ベネディクト夫人にまつわる周知の真実」として彼女が考案者であると述べています。
アメリカが発祥ということは間違いないですが、一体どれが本当なのでしょうか。
誰が始めてくれたとしても、こんなおいしい料理を作ってくれたことに感謝です
こんなグルメが楽しめる、アメリカをぜひ訪れてみてください。
プチ情報
エッグベネディクトに欠かせない食材「オランデーズソース」(Hollandaise sauce)。実は、フランス高級料理の5つの基本ソースのひとつなんです。
バターとレモン果汁を卵黄を使用して乳化し、塩と少量の黒コショウまたはカイエンペッパーで風味付けしたもので、オランダのソースを模したことでこの名前がついたと言われています。
↓↓↓↓↓映画「ゴッドファーザー」などの舞台にもなったウォルドルフ アストリア ニューヨーク↓↓↓↓↓