【一度は食べてみたい海外グルメ♪】旅行のプロおすすめ!料理&レストラン100【21】ランギラーノの生ハム(イタリア・ヨーロッパ)
風が作る味 ランギラーノの生ハム ~イタリア~
人の手と風が生み出す風味!
日本ではすっかり有名な「パルマの生ハム」(プロシュット・ディ・パルマ)(Prosciutto di Parma)。これは、熱を通さず生のまま熟成させて作る生のハムです。
「パルマの生ハム」は、「金華火腿」(金華ハム)(中国)、「ハモン・セラーノ」(Jamon Serrano)(スペイン)と並んで世界三大ハムの一つに数えられています。
「パルマの生ハム」の産地は、パルマから南へ10キロメートルほどの丘の上にある『ランギラーノ』(Langhirano)という小さな街。ここには、生ハム博物館(Museo del prosciutto)もあります。
大小を含め200ほどの生ハム工場があり、世界中で食べられているパルマハムのほとんどがここで作られています。
パルマの生ハムは、伝統的技法で作られます。天然塩だけを使用し、スモークをかけません。熟成は12カ月以上。
ある工場では、台一面に塩に覆われた太い豚の脚が、積まれています。ここでしばらく置いて、木造の2階に持っていくのだとか。そこには、数百の脚がぶら下がっています
窓は足下から天井まであり、風がこの部屋の中を通り抜けています。「生ハムは、風が作るんだ」と、工場の親父さんは言います。
2階で風にあたった脚は、塩漬けしていたところのような獣の強い臭いは消え、いい匂いに変わっています。
日本では、「生ハム+メロン」で食べるのが人気ですが、実は「生ハム+イチジク」もオススメ
メロンの清冽な感覚よりも、濃厚なイチジクの方が、生ハムの喉ごしとうまく調和しますよ。
こんなグルメが楽しめる、ランギラーノ(イタリア)をぜひ訪れてみてください。
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プチ情報
ランギラーノには、「トッレキアーラ城」(Torrechiara Castle)という美しいお城があります。エミリア地方で最も保存がよいお城の1つだそうです
周囲に何もなくこの地方らしい低い丘の上に建つ、この城は15世紀に作られました。ランギラーノまで行ったら、ぜひこのお城も行ってみてください。
↓↓↓↓↓ パルマハムの産地 ランギラーノ (Langhirano)↓↓↓↓↓