11.郡上踊りとは?
夜を徹して踊に熱中する。
まるでディスコにいるかのような、
アツいダンスを繰り広げる郡上踊の踊り手たち。
でも実は、阿波おどりのようにプロが踊っているというわけではなく、
初心者でもOKなんです。だから楽しい!
時期は?メインの時期は徹夜踊り!
郡上おどりは、
岐阜県郡上市八幡町(旧・郡上郡八幡町、通称「郡上八幡」)で
開催される伝統的な盆踊りです。
また、日本三大盆踊り、日本三大民謡(郡上節)に数えられているほどの、
有名なお祭りなんですよ。
1840年(天保11年)に書かれた郷中盛衰記によると、
「延享時代(1744~1747年)までは
神社の拝殿が九頭宮(くずのみや)と祖師野だけにあって
盆中は氏子がその拝殿で夜明かしして踊った」
と書かれていて、この時代より以前から郡上の盆踊りが
徹夜で行われていたことが分かります。
盆踊りを徹夜で踊るなんて、相当の踊好き。
郡上市の人は、ホントに踊り好きだったんです。
今も昔も変わらない、楽しそうな郡上踊りを見ていたら、
観光で訪れたとしても、ちょっと踊りたくなってしまうのが、郡上踊りです。
参加してみよう!郡上八幡城下町プラザで浴衣着付けも!
せっかく郡上おどりのタイミングで郡上八幡を訪れたなら、
お祭りに参加して、思いっきり楽しんでみたいものですよね。
郡上八幡城下町プラザでは、郡上八幡浴衣の着付けをおこなっています。
踊っても着崩れしにくい、浴衣の着付けをしてくれると評判ですよ。
郡上八幡城下町プラザ2階でやっていますよ。
荷物はコインロッカー(プラザ・旧庁舎記念館)を、利用することができます。
郡上おどりに魅せられたなら、あなたもぜひ踊ってみることをおすすめします。
踊りやすい浴衣を来て踊るので、踊っていても辛くないのが特徴。
自分の好きな浴衣を来て踊れるというのも、自由度が高くていいですね。
■ 基本情報
- 名称: 郡上八幡城下町プラザ
- 住所: 岐阜県郡上市八幡町八幡町殿町69
- 営業時間: 8:30~17:00
- 電話番号: 0575-67-2411
12.城下町から出て訪れたい場所
自然の産物鍾乳洞「美山鍾乳洞」
美山鍾乳洞は、世界でも珍しい立体迷路型鍾乳洞です。
2億5千万年以上もの歳月をかけて作り上げた、
自然の美しさを堪能できると評判です。
通路や階段以外はほとんど手を加えずありのままを残っているので、
ちょっぴりワクワクドキドキ感を楽しむことができます。
「希望のカメ」や「愛のトンネル」など、
31カ所もの見どころもありますよ。
鍾乳洞内は年間を通して15℃~16℃となっているので、
夏は涼しく、冬は暖かいという快適さです。
■ 基本情報
- 名称: 美山鍾乳洞
- 住所: 岐阜県郡上市八幡町美山421
- アクセス: 東海北陸自動車道 郡上八幡ICから国道256号線下呂温泉方面へ車で25分
- 営業時間: 9:00~17:00
- 定休日: 木曜日
- 電話番号: 0575-68-2321
- 料金:大人(中学生以上)900円、子供(3才以上)500円
- 公式サイトURL: http://www.miyama-gujo.jp/
神秘的な杉が印象的 那比新宮神社
那比新宮神社は、もともと高賀山信仰の中心だったそうです。
ここには、247面にも及ぶ懸仏があり、
その大部分は国県の重要文化財となっています。
また、境内の杉は約600本もあるので、
とっても神秘的な景色が見られる場所として、
スピリチュアル好きの人にも人気があります。
4月13日・14日一般公開されているので、
ぜひ興味のある人はこのタイミングで訪れてみてください(予約要)。
■ 基本情報
- 名称: 那比新宮神社
- 住所: 岐阜県郡上市八幡町那比新宮
- 電話番号: 0575-67-0002
釣りや川遊びもできる長良川
長良川(ながらがわ)は、岐阜県郡上市の大日ヶ岳に源を発し、
三重県を経て揖斐川と合流し、伊勢湾に注ぐ木曽川水系の一級河川です。
濃尾平野を流れる木曽三川の一つとなっています。
また、下流の一部では愛知県にも面し、岐阜県との県境になっています。
長良川は緩やかな流れなので、釣りや川遊びを楽しむ人たちを多くみかけます。
心からリフレッシュできる場所ですよ。
13.川座敷
郡上らしい風景と言えば、吉田川の川べりに、
高く積み上げられた石の上に建ち並ぶ、3階建て、4階建ての家々。
雨戸を閉めたままの家もありますが、
これらは「離れ家」または「川座敷」と呼ばれる、
商家の別邸として建てられた家なのだそうです。
これらの家々からは、八幡城や川の水面に映る月見などが楽しめるのだそう。
今のようにエアコンなど無かった時代には、
川風の入る涼しい家は、夏にはとても重宝されたのでしょうね。
また、家から直接水辺に下りられると洗い物がすぐにできるので、
こうした特徴的な造りになったようです。
これも生活の知恵ですね。
この川座敷をバックに、土手で上げられる勇壮で猛々しい手筒花火が、
私の中では郡上の夏の風景として、心に焼き付いています。
■ 基本情報
- 名称: 川座敷
- 公式サイトURL: http://www.gujohachiman.com/kanko/sightseeing_intown.html
14.野口雨情の歌碑
北原白秋や西条八十とともに、童謡界の三大詩人といわれる野口雨情。
「赤い靴」や「七つの子」といった、
誰もが知っているあの有名な童謡の作詞をした人です。
彼は昭和初期に郡上八幡を訪れて、
郡上節の歌詞として9首の歌詞を作詞しました。
全国色々な所に数多くの歌碑を残している雨情ですが、
こちらの歌碑には「今夜逢いましょ宮ケ瀬橋で月の出るころ上るころ」とあります。
何だかちょっと、くすぐったい歌ですよね。
歌碑は詩にちなんで、月の出る山の端をかたどり、
郡上八幡城のある城山と、月が上る東殿山を仰ぎ見ることができる
この地を選んで立てられたのだそうです。
こんなところでも、懐かしい昭和の時代を垣間見る事ができるのが、
郡上ならではですね。
■ 基本情報
- 名称: 野口雨情の歌碑
- 住所: 郡上市八幡町島谷792 郡上八幡樂藝館前
- 公式サイトURL: http://www.gujohachiman.com/kanko/sightseeing_intown.html
15.格子
郡上のまちの中を歩いていると、所々に見られる、
昔ながらの建物を取り巻く頑丈そうな「格子」。
今ではそんな格子造りの町屋も数少なくなってしまったそうですが、
かつてはその格子を見れば、なんとその家の職業が分かったそうです!
今では個人情報に当たるとかで、あり得ない話ですよね。
見分け方は簡単で、酒屋や味噌屋は重い樽が
ぶつかってもいいように太い「酒屋格子」、
格子の上部を切り取って明り取りをしているのは、
糸を見分けるため光が必要な糸屋の「糸屋格子」など。
違いの理由は、そんな実用的なところから来ていたんですね。
納得です。
格子だけでは無骨ですから、青竹を簡素な花入れに見立てて格子に掛け、
一輪の花を飾る家もあるそうです。
風情がありますよね。
「道行く人」を重んじる、郡上の人々の気遣いと優しさが感じられる一角です。
■ 基本情報
- 名称: 格子
- 公式サイトURL: http://www.gujohachiman.com/kanko/sightseeing_intown.html