【一度は行きたい!旅行のプロおすすめ 絶景の世界遺産100】72.武陵源(中国・アジア)【動画あり】
武陵源の景観と歴史地域(Wulingyuan Scenic and Historic Interest Area) ~中国~
アバターの世界を生んだ仙境の世界
今回ご紹介する『武陵源』(ぶりょうげん)は、中国の湖南省、張家界市に位置しています。
高さ200メートルを超える砂岩の奇峰、柱石が3000本も林立する天下の奇勝。
圧倒的なスケールで、黄山を凌ぐといわれ、仙境と呼ぶにふさわしい大自然が広がります。
この奇観は、3億8000万年前の海底が地殻変動により隆起し、気の遠くなる歳月をかけて自然の力がつくりあげたものなのです。
この想像を絶するような世界が広く知られるようになったのは、近くに鉄道が敷かれた1970年代に入ってから。
最近では、映画『アバター』のモデルとなった場所として有名になりました。
武陵源は、中国で初めて国家森林公園となった「張家界国家森林公園」を中心に、「天子山自然保護区」や「索渓峪自然保護区」などからなっていますが、
なかでも「天子山自然保護区」は武陵源随一といわれ、標高1200メートルの山頂からの雲海、日の出は筆舌につくしがたい光景です。
ロープウェイを利用すれば、「峰三千、水八百」と称えられる雄大な景観を楽しむことができます。
有名な桂林と黄山の山水美に勝るとも劣らない、幻想的な山水の世界が眼下に広がります。
その他にも、自然がつくり上げた岩峰と岩峰の間に架かる地上約357メートルの「天下第一橋」や、太陽に照らされると光り輝き垂直にそそり立つ「金鞭岩」など、壮大な大自然に圧倒されます。
この荒涼とした武陵源は、近年までトゥチャ族やミャオ族といった少数民族だけがひそかに隠れて暮らす秘境でした。彼ら少数民族は戦乱から逃れるため、この秘境での暮らしを選択したと言われています。
また、人がたやすく立ち入れない険しい山岳地帯であったことから、これだけ広大な地域で手つかずの大自然が今の時代まで残され、氷河期を生き抜いた古代樹をはじめ3,000種以上の植物や、絶滅危惧種を含む希少動物も多く生息しています。
この世のものとは思えないほどの霧や、雲海の中から天を突く奇岩群。。。
悠久の時をかけてつくりあげられた武陵源の仙境の世界を、いつかは実際に訪れて自分の目で確かめたいものです。
ぜひ、絶景が楽しめる世界遺産の「武陵源(中国)」を訪れてみてください。
知らなきゃソン!旅のヒント
「武陵源」を訪れるには、まず「張家界」へ。日本からは北京や上海などの都市で乗り継ぎます。
所要時間は北京から飛行機で約2時間半、上海からは飛行機で約2時間20分。
張家界市内から武陵源へは観光バスがおすすめです。所要時間はバスで約40分。
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